ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

老いと悔い

2016-12-14 | ほとほと日記
今日も仕事です。


今朝は身体が殊更にだるく、目が覚めてもなかなか動けませんでした。

目の霞みもいつもより強く、不安になりました。

朝食を済ませ、シャワーを浴びた今はふだんとあまり変わりませんが、日々老いてゆく自分に不安を感じます。


人の声が聞きたくてテレビを点けますが、たいてい元気過ぎる人か悲惨すぎる人が出て来ます。

どちらも見るのがツラいので、チャンネルを変えます。

小さな子供がいる幸せそうな家族が出てくると、寂しい気持ちになってやはりチャンネルを変えます。

待ち歩きとか猫歩きとか動物番組とか、タレントがあまり出てこない歴史番組は安心して見ていられます。

そして(自分は十代から何も変わっていない。この40年間は何だったのだろう?)という感慨に囚われます。

それはもはや「悔い」というより、夢を見ているような、奇妙な感覚です。


今朝も母から電話がありました。

父に訪問看護が始まったのですが、とても優しくて良い人だ…と喜んでいました。

そういうことが、今いちばん嬉しく感じます。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。