ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

過去帳住所録

2016-12-21 | ほとほと日記
今日から3日間仕事です。


それほど重い仕事が待っているわけではないのに、ツラい人間関係があるわけでもないのに、やはり朝は憂鬱です。

昨日、つげ義春の作品集を読み返してしまったからでしょうか。


昨日、年賀状の宛先を入力するため、今年もらった二十数枚の年賀状を読み返していました。

小中学校の同級生三名、高校の同級生二名、大学二名、シナリオ学校一名、森田療法学習会二名、福祉士専門学校二名、前のホームの同僚二名、カトリック教会の友人が十人ちょっと…。

ここ何年も変わらない私の過去帳です。

こう書いていくと、私の貧弱な前半生が自然と脳裏に思い浮かんできます。

私は常に不安を抱え、「理解して欲しい」「かまって欲しい」「(特に女性に)受け入れて欲しい」と、求め続けてきたのだなあ…と。

その未熟な精神性のまま齢六十近くまで来てしまったことに、途方に暮れそうになります。

反面、そんな自分が細々とながら自活でき、家族や友人と温かな交流が出来ていることは本当にありがたく、感謝すべきだなあ…と思います。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。