古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
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フラッシュスペクトル

2012-11-18 16:52:46 | 皆既日食2012Nov14
先の記事で完成させたグレーチングフィルターで
無事フラッシュスペクトルをとらえることに成功した。

機材はこんな感じ。
・SuperTAKUMAR 135mmF3.5→F8に
・Panasonic GH1 HD(1280×720) 60fpsで動画撮影
・感度設定: ISO 400

以下は動画からの切り出し画像。
こちらが第2接触の頃。


こちらが第3接触の頃。


動画ファイル(mpg形式)は、
とりあえず自宅サーバに置いてみた。
上手くリンクできるかどうか
しばらく放置してみよう…。
http://koaso.MyDNS.jp/cairns2012/00038_mpeg2video.mpg


終始ガイドは安定していたかなと思う。
同時に記録されている音声は
多少?興奮してしゃべっている気もするけど。

グレーチングフィルター以外は
何ら減光していないので、
光球面がある程度のぞいていて
画面内が明るい状態だと
画面の右側にユーカリの林が映っている。
改めて低空での現象だったかなと感じる。

あと、時々残り時間を読み上げているのは
持ち込んだエクリプスナビゲータによるもの。
GPSの値で観測地の経緯度を再設定してあるので
現象は予報とかなりあっていると思われる。

短波ラジオの時報信号とかが挿入できれば
マジで接触時刻の測定ができたのかも?と思うが、
あまり受信状態が良くなかったので
鳴らすのは諦めた。
まあ、その分時折鳥の鳴き声が入ったりして
落ち着いた雰囲気で撮影できたかな。
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-12-11 23:18:15
取説をよくみたら、
撮影時の設定はFull HD(1920×1080)ではなく
HD(1280×720)でした。

記事を訂正しておきました。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-20 14:24:01
見えている輝線スペクトルが
いわゆるフラウンフォーファー線と同じものだとすると、
赤側(画面外側)より青側に向かって
・C線: Hα(656.3nm)
・D線: He&Na(587.6nm)
・E線:Fe(527.0nm)・・・ちょっと薄いけど
・F線:Hβ(486.1nm)
・G線:Fe&Ca(430.8nm)
が映っているようだ。

なお、波長や元素名はWikipediaからの引用。
あと、&と書いたのは、
たぶんこの画像の解像度では2つのラインは
分離できていないだろうなという意味。

以上、情報追加。
返信する

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