古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

ISSの軌道に関する考察・Jun06

2016-06-06 23:56:03 | ISSの光跡
少し頭の中を整理しておくために
こんな図面を作ってみた。






1枚目の図は、
地球半径=6400km
ISSの高度=地表より400km
に基づいて描いたカーブ。
もちろん、どちらも真円として取り扱っている。

で、仮に図の左側から太陽光が差し込んでいるとすると、
地球ギリギリに引いたオレンジ色の線が本影の範囲?
また、その少し上空に引いた青い線が高度100kmの線なので、
可能性としてはこの範囲内を中心に
「影ないしは影際の色分布」が存在する?と考えていいのかなと思う。


2枚目の図は、
方眼を取っ払ったもの。

ちなみに、地表の☆の位置は、
日出・日入を迎えた位置から☆の地点まで弦を引いた時に
円内に引いた直角三角形のある頂点の角度に一致するだろうから、
その2倍の大きさが扇形の中心角に等しいことになりそう。
日出・日没の位置からの距離(または時間差)や高度に対する
色の変化を検討する時に参考になるかなと。

これ、幾何学的に合っている?

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ISS通過・2016Jun05

2016-06-06 23:11:57 | ISSの光跡
今回は3日のと同様の通過条件にチャレンジしてみた。



今回の条件は上空から見た図が見出しリストの中になかった。
また、地上からの見え方予想も「光る」予報ではない。
3日深夜よりも高度が少し高めになった分、
より夜側の影の縁を通過していくような条件になったのだろう。
そのため、太陽光の当たり方が予測ギリギリになって
どの程度見えるかは何とも…ということらしい。

その辺の状況は、例のサイトでも確認できた。







さて、晴れてきたので再び夜更かし。
機材はいつもの組み合わせ。

あ、見えてきた。
でも、予想通り暗い。
そして、フレアは起こることなく
「線香花火」のようにすっと消えていった。



ISO=6400、2秒連写で撮影。レンズは14mm相当で。



アップにしても、この程度だが、
特にフェードアウトして影の側に消えていくところで
色合いが変化しているように見えなくもない。




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ISS通過・2016Jun03

2016-06-04 20:32:06 | ISSの光跡
「こんな深夜でも見えるって、夏至が近いから?」
と思った昨夜の通過予報。





日付が変わる頃でも見える可能性があるらしい。
このところすっきり晴れた夜空が続いているから、
この低空でもなんとかなるだろう。

運だめしのつもりで夜更かしした。


いつもの機材・設定で撮影に臨んだ。
前回のことがあったから、
地平線に上がってくるのにあわせて連写開始。

お?見えてきたけど暗い?
低空のせいなのかな?もやがかかっているのかな?

と思っていると、不意に明るく輝きだした。
イリジウム衛星のフレアみたいに!



ISO=6400、2秒連写で撮影。
かなり驚いたせいか、ダークフレームを撮影し忘れた(泣)。


数秒後には減光…そして消滅。

比較明合成してみると、フレアは2コマでピークを終えている様子。
前後を含めても5~6秒以内で終わったようだ。




例のサイトで表示させてみると、
通過コースは地球の半影?の点線よりも夜側になった。
まあ、上空400kmだからギリギリ陽が差したって感じ?




となると、フレア前後の色合いは、どちらも地球の影の縁の色なのかも?
これはなかなか興味深い見え方でした。

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