古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

ふたご群2015Dec14-15

2015-12-28 07:21:29 | 星景写真
2015年のふたご座流星群は
月明かりの無い好条件で観測できることが期待されていた。

果たして14-15日の極大日。
幸いにも雲の切れ間があったので、
kiss X5+魚眼ズーム(12mmF4.5に設定)にヒーターを巻いて
ISO 6400・8秒露出・連写モードで放置しつつ、
時々動作確認がてら見上げてみた。


おお、流れてるよ!
雲量7~8前後とはいえ、
いい感じで流れた時だと5分間で2~3コは見えた(うろ覚え)。


終了後、延べ3時間程・約1600コマの画像をチェックしてみると、
どうにか流星が写っているのが13コマ見つかった。
平均で言えば100コマ(≒800秒、12~13分間)で1コ出現?となるが、
それなりに明るいものしか写ってくれないわけで、
暗いものまで入れればもう少し多く流れていたはずだ。
加えて雲量が多めだったので
これをもって出現状況が活発だったかどうかは議論できないだろうが、
印象としては結構よく流れていたように思う。


ちなみに、これが一番明るいものだったようだ。
デジカメの記録では24h36m頃の出現。




その中で時間差の少ない画像を比較明で重ねてみた。
大まかではあるものの、輻射点のイメージがつかめそう。

その1:23h50m-53m台




その2:25h12m-13m台




それにしても、デジカメの連写機能恐るべし。
こんなずぼらな私でも
とりあえず流れ星が撮れてしまうのだから。

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カノープスを探してDec10

2015-12-27 06:52:39 | 旅行
これも出張のついでにひとつ。

せっかく南の空が楽しめるなら、と
カノープスを探してみた。

事前にステナビで確認する分には
南中高度も10゜を超えるほどあるのだから
特に視界を遮るものがなければ楽勝と思われた。

ところが、いざふたを開けてみると、
今宵の宿舎の南側には、
まさにその方角の視界を遮ってくれる別のホテルが建っていた!

加えて、打ち合わせが夜半前までずれ込んだのと
低気圧の接近で風が次第に強まってきていて
屋外での撮影では三脚が吹き飛ばされそうな気がしたため、
何とか向かいのホテルの陰から
カノープスが顔を出してくれそうな時間帯を待って
撮影開始することにした。

あ、ありました!
うまい具合に雲間から…。
というより、画像をよく見ると、木陰から…って言った方が正しいかも(^_^;)。
ホテルよりもむしろこの時間帯ではそっちの方が障害物だった感じ(^^ゞ。



EOS kiss X5+10-16mm魚眼ズーム、F→5.6、ISO=3200、
露出4秒で連写したものを6コマ合成


そう言いつつも、ホテルの外壁がやたらとライトアップされていて
絵的にはまぶしいので、
もうワンカット外廊下の端っこまで行って撮影してみた。
ここからだと冬の大三角も眺めるとこができるので
あれが間違いなくカノープスだと確証できた。
ただ、少し風当たりが強くなるので
魚眼ズームとはいえカメラのぶれがやや気になった。



EOS kiss X5+10-16mm魚眼ズーム、F→5.6、ISO=3200、
露出4秒で連写したものを4コマ合成


というわけで、何とかカノープスを眺めることができた。
これで少しは長生きできるかな?

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那覇で見た星空Dec09

2015-12-14 00:17:53 | 旅行
出張のついでに持っていった機材で
那覇市の星空を撮影してみた。

かなり雲の通過が多くて撮影に苦労したものの、
比較明で重ね合わせてみると
なんとか北極星と北斗七星が見えてきた。
やはりこちらで見るよりはだいぶ低い位置に来る。



EOS kiss X5+10-16mm魚眼ズーム、F→4.5、ISO=3200、
露出1/2秒で連写したものを10コマ合成

撮影場所は県庁前の大通り沿い。
朝5:30でもまだ薄明は始まっていない感じ。


細い月も昇ってきた。
先日探査機あかつきが周回軌道に投入された金星もキレイ。
こちらは1発撮り。



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ISS通過・2015Dec05

2015-12-06 01:14:13 | ISSの光跡
久々に撮影。
通過条件はこんな感じの予報。






実は週明けに出張で沖縄方面へ出かける都合で
いつもの機材を梱包して事前発送してしまっていたため、
今夜はE-620+SIGMA 16mmF2.8の組み合わせで撮影。

ISO=2000、F=4に絞って2秒露出での連写だったのだが、
レリーズの接触が悪かったようで
ボタン押しっぱなし状態になってくれない。
仕方なくシャッターボタンをひたすら押しまくる形で
手動連写モード。

これがまずかったのか、
あるいは本機のミラーショックが大きいのか、
SiriusCompで比較明合成してみたら
光跡はぶれぶれになっていた(^_^;)。
しかも、肝心のフェードアウトの瞬間は雲の中。




想像以上に「トホホ」な結果でした。

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