古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

KPのガイド精度は?

2012-08-25 22:15:53 | 皆既日食2012Nov14
そんな訳でKP。
どの程度のガイド撮影に耐えられるレベルにあるのか
テストしてみることにした。

まずはMD200mmF2.8(F4に絞る)+E-620(ISO640)。
2枚とも1分間の露出だが、
まあこれぐらいなら十分でしょう。


M57付近。


M31付近。


続いてSMC-Pen-M50mmF1.7(F4に絞る)+E-620(ISO400)での撮影。
この夜は薄雲が多めだったため
写り自体はあまりぱっとしない。
こちらも1分間の露出。


カシオペア座。でかい!

これぐらいガイドできていれば、
ビデオ撮影用の赤道儀として
十分やっていけそうな気がする。

ついでに、2回とも光学系は
マウントアダプターを介してレンズをボディに接続して
撮影を行った。
ミノルタのMDレンズでもペンタックスのSMC-~でも
このアダプターは無限遠が使えるとみてよさそうだ。
まずまずいい買い物できたかなと…。
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ノーマルポラリス改造計画

2012-08-23 21:43:29 | 皆既日食2012Nov14
金星食が終わり、お盆が終わった。
となると、皆既日食まであと3ヶ月となる。
そう、あのケアンズ皆既日食まで、
残すところあと3ヶ月。

今回の遠征では、
思い切って赤道儀を2台持ち込めないか検討中。
静止画と動画の両方にチャレンジしてみたいのだ。
もちろん自動追尾有り&赤緯方向は微動付で。
当然、新規購入はしないで(既に旅費で結構つぎ込んでいるので…)。

手持ちの機材で重量面も踏まえてこの条件を満たすのは、
・スーパーポラリス(SP)赤道儀
・ノーマルポラリス赤道儀
の2台のみ。
何とも古めかしい機材だが、
幸いなことにどちらもモードラ有り・極軸望遠鏡も付いているのだ。

ただし、ノーマルポラリスには
雲台などの取り付けベースがない。
でも、おあつらえ向きに
ちょうどそこにぴったりはまりそうなサイズの
アルミプレートがある(昔ヤフオクで購入したもの)。
なので、これを取り付けられるよう
加工してみた。

実際の作業は技術的にはたいしたレベルのものではない。
1.赤道儀の鏡筒ベースに穴を空ける(写真のくぼんでいる位置に)


2.アルミプレート側にも同じ位置に穴を空ける
3.ボルトでつないで固定


ぐらいの工程で完了。
私の技術でも、半日で何とか完成した\(^O^)/。

そんな改造ポラリスをSP用の三脚に載せてみた。
まあまあさまになっているみたいだ。


ちなみに、このポラリスはSPの三脚ベースには直接接続できない。
ねじは合っているのだが、
極軸の方位調整用の出っ張りがじゃまになるのだ。

なので、こんな感じで少し切り欠きを入れて
角度をずらして「強引に」取り付けている。


この部分の加工はだいぶ前にやったものだが、
今頃になってとても役に立ちそうな気がしてきた。

そんな訳で、最初の関門はクリアできたようだ。
今日から君を「KP=改造ポラリス」赤道儀と呼ぶことにしよう(笑)。
「はやぶさ」に倣ってカウントするなら、
まずこれで50点ぐらいかな。
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夏の大三角形

2012-08-22 05:54:31 | 星景写真
一昨日の夜の撮影です。

夕方以降結構晴れてきたので
観測小屋とともに魚眼ズームでパチリ。

天の川も良く見えていました。
だいぶ夜は過ごしやすくなってきました。
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金星食2012Aug14

2012-08-15 06:08:21 | 掩蔽観測
お盆休み期間に起こった標記の現象。
大学生の時(1989年)に見て以来の好条件というチャンスなので
楽しみにしていたのですが、
当日の天気分布を見るとかなり絶望的な状況でした。
(気象庁さん、画像の無断利用ごめんなさいm(__)m以下同文)

…まてよ?近くに晴れそうなエリアがあるかも…!


これとは別のGPV気象予報でみても、
千葉県方面なら何とか雲量が下がりそうな気配。

てなわけで、遠征観測してきました。

とりあえずカーナビには守谷SAを設定して
ひとまずそこまで移動し、空の様子を確認。
この時点で何とか雲の切れ間がありそうなので
次のICで降りて観測場所を選定。
(実際には、マーク位置左上の公園の角で観測)


が、しかし。

機材を組み立てて待機するも、
なかなか晴れ間は来ませんでした。
おまけに時折ぽつぽつ雨が飛んできたりするので
後部ハッチを屋根代わりにして機材はその軒下に
肩を寄せ合うように集合。

そして現象時刻を迎えるも、
結局潜入・出現を捉えることはできませんでした。
それでも出現時刻の数分後には何とか雲が切れて
月と金星のランデブーを見ることができました\(^O^)/。


最初の頃のショット。
まだ雲の通過が多い頃ですが、
金星の形も半月状に写ってくれました。


だいぶ雲が切れてきた頃。
露出を多めにかけて地球照も写し込んでみました。

まあ、これが見れたから
自分の中では「銅メダル」としましょうか。
カーナビ画面と道路の走向だけから合わせた極軸も結構あってて
金星のガイドも特に問題なかったし、
その後の朝焼けもきれいだったし。


ちなみに、国立天文台によると
次に同じような好条件で金星食が見られるのは
51年後だとか。
頑張って長生きしましょう。

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木星の移動の様子

2012-08-13 06:33:38 | 星野写真
昨日の月と木星の接近の様子を
ステライメージで比較明合成してみました。
なお、前回の記事にも書いたように
撮影時刻はカメラ内蔵時計での値です。

位置合わせは月の形で行いました。
もちろん手動(というか目分量)で。
実際の移動量からいえば
木星を基準にして月が移動する様子を
重ね合わせるべきなのでしょうけど。

撮影間隔が一定でないところが
狙って撮影していない感バレバレですね(^_^;)。
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