古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

ISS通過・2016July29

2016-07-29 05:34:43 | ISSの光跡
そうこうしているうちに、ISSが近づいてきた。
今朝の予報はこんな感じ。






でもって、3D予報でみると、
ちょうどフェードインする頃に天頂付近を通過していくことになる。
この予報とLIVEカメラの表示にある
「XXmin to sunset」との整合性やいかに?






そうそうは起きないチャンスなんだろ?(よく知らないけど)と思い、
何とかアラームで起き出した。

一応晴れ間はある。
三日月が顔をのぞかせている。

ISSにどの程度かでも日が当たっていることを想定して
西寄りの構図で早めの撮影開始。
月明かりはあるが、
あまり深く考えずにいつも通りのISO=6400、2秒連写。
F値だけ5とした。


果たして、ISSはうまい具合に雲の間から見え出した。
JAXAの予報よりやや早めの時刻かな?



でもって、あっという間に天頂付近に差しかかったので、
シャッターは連写したままで
すぐさま南東方向へカメラを振った。



これまた、雲の間をぬうように通過していった。
なかなかラッキーだった。



さて、肝心のフェードイン?の辺りだが、
どうなんだろう?



強いて言えば少し青みが乗っているようにも思えるが、
やはり薄雲越しの撮影となったところが残念。
3Dで影に対する進入コースを表示させてみると
非常に浅い角度でのフェードアウトだったことが判る(下図)。
せっかく梅雨明け宣言出たんだから
もうちょっと気持ちよく晴れ渡ってくれれば…。



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ISSの「白夜」?

2016-07-28 22:32:08 | ISSの光跡
ようやく関東甲信地方でも梅雨明けが発表された。
少し晴れ間があったのでISSの撮影準備に入った。

この時、時刻は19h30mを過ぎた頃だった。


あった。今夜の予報。



「ずっと昼間」のパターンだが、
まあ久しぶりだから練習と思って…。


と、その時だった。
ついでにチェックしていたLIVEカメラ画面左上の表示にぎょっとした。

「あれ?次の日没まで718分?」



何かが壊れているのかと思った。
表示のバグか何かでたまたまこうなっているだけなんじゃないか?


いや、冗談じゃなくて、これはまじめな計算結果らしい。
ということが、上空からのISS予報を表示させてみて理解できた。

例えば、20h30m~55mぐらいまで3D表示をさせてみると、







となり、
ギリギリ影の縁をかすめるような軌道になっているらしい。


ISSは地球1周を約90分少々で1周しているから、
700分間ならこの後7周の間に日の入りは存在しないことになりそうだ。

おそらくこの状況でISSから太陽を見ると、
白夜の時のように地表(というか地球の輪郭)をかすめていくように
見えるのでは?という気がする。

ひょっとしてLIVEカメラでその様子が見えたりしないかな…?

撮影自体は曇ってしまったので不発だったが、
はからずも面白い状況に気付いた夜であった。

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ISS本体の色変化・2016July18_19h(2)

2016-07-23 16:06:10 | ISSの光跡
先ほどのフェードアウト直後のフェードイン。
実はその直前の記事を投稿した後に
こちらのデータと一部取り違えていたことに気付いて修正した。

いやはや、後になってチェックする際は、よくよく記録が頼りだ。
その点でLIVEカメラの動画記録に利用しているBandicam(無料版)というソフトは
ファイル名がタイムスタンプ形式になっていて実に助かる。

それはさておき、3D予報的にはこんな予想。
19h53m~59mまで、1分毎に表示。
# 北米大陸の陸地画像が一部バグっているようだが、まあ気にしないってことで。










この中継の時も右側カメラはISS内部の活動状況をモニターしていた。
なので外の様子は左側のみ。












左側に映ったのはやはりソユーズ。
前述の理由から、機械部周辺からしか色変化はチェックできそうにないものの、
キャプチャー2コマ目でほのかに見え始めたその機体の色合いに
青味が混ざっていると言えるだろうか…?

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ISS本体の色変化・2016July18_19h

2016-07-23 14:26:38 | ISSの光跡
これもこないだの3連休でキャプチャーしたISSの様子。
7/18・19h過ぎのフェードアウト。

3D予報的にはこんな予想。
19h20m~25mまで、1分毎に表示。








この中継の時は、
右側のカメラはISS内部の活動状況をモニターしていた。
なので外の様子は左側のみ。














映っているのはソユーズ宇宙船だと思われるが、
軌道船~帰還船部分の外壁がほぼ「つや消しブラック」なため
色合いの変化は白塗り&太陽電池パネルを展開している
機械船部分でしかチェックできない。
特に最後の立ち下がり(日が沈んで暗くなった直後)のところで
青みが確認できるかどうかに関しては
絶望的と言えそうな気がする。

まあでも、絵としてはこれはこれで興味深いかな。

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ISS本体の色変化・2016July16_21h

2016-07-23 11:27:09 | ISSの光跡
引き続き、こないだの3連休(7/16)でキャプチャーしたISSの様子。
21h過ぎのフェードイン。

3D予報的にはこんな予想。
21h37m~41mまで、1分毎に表示。







1つ前に投稿した13h過ぎのフェードインでも感じたのだが、
画面情報に表示されている概略位置がリアルタイムだったとしても、
LIVEカメラの映像はそれとシンクロしてはいない模様。
したがって、sunriseやsunsetに向けてのカウントダウンが0sになっても
映像的に直ちに太陽光が差し込んだり引けていくことはない。

おそらく、例えば地上へ送信されてネット経由で画面に表示されて…といった
転送に要する時間の程度やその他の理由によって
時間差が生じるのだろう。
同様に、下段の左右に並んでいる2つのLIVEカメラの映像相互にも
時間差があるようだ。

それはさておき、今回の太陽光の当たり方。















最初の2コマ~3コマ目にかけてにうっすらと青みが乗っているのは
地球照の影響だろうか?
あるいは皆既月食の時に「ターコイズフリンジ」と呼ばれている
地球の影の縁の青みとやらなのか?

4コマ目以降は、
大地から大気の縁へと光球面がはみ出し初めて
朝焼け・夕焼けの色合いがISSに映っている状態と思われる。

また、特に右側のカメラについてはAGCがしっかり機能しているようで、
画面がぐんぐん明るくなるにしたがってゲインを落とすため
見た目の明るさはところどころでがくっと切り替わっていく。
まあ、この辺りは仕様だからしようがないってやつだね。

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