古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

Gr観測2017Oct09

2017-10-10 06:07:48 | 掩蔽観測
そして、迎えた当日。

夕方の時点では、この程度の晴れ間があった。




ただし、気象庁とGPVで見比べると
観測地となる中野・小布施方面は
天気予報的には五分五分といった感じだった。






ともあれ24h前まで仮眠をとった後、機材を積み込む。
この時点でアルデバランは月の側に近づきつつあった。




26h頃に現地入り。ほぼベタ曇りorz。

でもまあ、今さらあきらめるには遅すぎるので
コンビニで買ったホットティーをちびちび飲みながら
±0″ラインに近い辺りへスマホのカーナビアプリを頼りに移動。




すると!少しずつ雲が切れ始めた。よしよし。

気を良くして組み立て開始。
短波ラジオをあわせてBPM報時信号を受信開始。




中央時刻10分前。何とかなりそうな予感。
このまま行けば雲の切れ目が当たりそうだ。

録画開始。
アルデバランは、少し赤みを帯びていて
GH1の液晶画面上でも十分判りやすい。




結局、観測中はほぼ雲の影響も無く録画でき、
月縁図的に予想通りの3D3Rをキャッチできた。

データ起こしは後日ゆっくりやるとして、
まずはめでたし!

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観測準備中2017Oct08

2017-10-09 18:41:44 | 掩蔽観測
この3連休の最後を飾るにふさわしい?現象が
明日9日深夜(日付で言うと10日早朝)のアルデバラン食。

明縁接食ながら、限界線が県北部を通っている。
まともに準備するのは何年ぶりだろう?
計画はいくつか立てたものの、
仕事の都合やら何やらでパスしまくっていたから…。


ということで、機材を点検。

うむ、15cm反射は普通に行けそうだ。
最悪モーターがいかれても手動ガイドできるし。




ところが、肝心要のGHS時計が起動しない!
これはまずい。かなり痛い。
ついに2台とも使えなくなってしまった。

しゃーない。報時信号は短波ラジオで行こう。
# 夜になって試してみたら、5MHzと10MHzでBPMが受信できた。やれやれ。


となると、どのみちビデオ+音声のみで解析することになるので、
せっかくだからカラーで撮影してみることにしよう。
月面はほぼ白色だけど、アルデバランは赤っぽいのだから。




ということで、GH1をつないでみた。
直焦点だとちょっと拡大率が不足しそうなので
アイピースをかましてみた。

うむ、遠くの山にはピントが合った。
とりあえずこれで行こう。

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ISS通過・2017Sep25FO

2017-10-01 21:56:21 | ISSの光跡
同夜のX-T1でのアップ。
予報で見るとわりと最近見かけたことのある見覚えある星の並び。





でも、気にならない程度の月明かりとは言いつつも、
若干透明度が悪かったこともあってか
先日よりも構図は決めにくかった。

それでも何とか収まった。
こちらも撮影条件はいつものISO=6400、2S露出。




わりとゆっくりした減光だったように感じた。

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ISS通過・2017Sep25

2017-10-01 21:41:22 | ISSの光跡
この日は宵の空にまわってきたISS。
これも当地では天頂に近い位置での通過となる予報だった。
そして北西の空でFO。








予報時刻より少し前にさそり座方向からISSが昇ってきた。
2台同時に操作する形になるので、
広角担当のkiss X5については
天頂付近通過以降を納められるような状態でセットした。

月明かりもほとんど気にならなかったので
撮影条件もいつも通りのISO=6400、2s連写。

よし!はくちょう座に差しかかる頃だ。
撮影開始。




たまたま偶然なのだろうが、
21日の時と同じくアンドロメダ座の手の辺りで影際となった。
今回はFOだ。


比較明合成してみると、
カシオペア座付近を北へ向かっていく別の人工衛星があった模様。
撮影中は全く気付かなかったけど。

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ISS通過・2017Sep21FI

2017-10-01 17:01:45 | ISSの光跡
で、この日のX-T1はというと、
案外すっきりと正確に構図を決めることができた。

というのも、件のとかげ座は実は関係なくて、
よくよく予報を見ると
FIになりそうな位置はアンドロメダ座の領域だったのだ。






後で調べてみたところ、
そこは星座絵で言うところの、アンドロメダの片腕が鎖につながれている辺りだった。
*参照:例えばこちら→http://www.study-style.com/seiza/And.html

この部分が明るい星の特徴的な並びだったので、
割合たやすく構図決めできたのであった。


というわけで、こちらはバッチリFIをとらえることができた。
なお、撮影条件はいつものISO=6400、2s連写。




ああ、それにつけてもkiss X5。
バッテリー切れが恨めしい…。

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