古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

月と水星2021Jan15

2021-01-16 22:50:23 | 星景写真
すっきりと晴れた夕暮れ。
月齢2の月が見えてきた。

そう言えば、水星が見えるかも?と思い、
低空の方へ目を向けると・・・

あれ?意外と高く見えるじゃん。



そう、ここです。




待てよ?
そうすると、昨日(14日)ちらっと見えていたのも水星だったのかな?

そう、月齢1の月と水星・木星が接近して見えるかもしれないと
AstroArts等で紹介されていたのでチャレンジしてみたのだが、
雲が多かったせいでそれらしい星像・月の姿を確認できなかったのだ(下の画像)。




ということで、改めてこの日の画像(X-A3+135mmで撮影)をPC上でチェックしてみたら、
どうやら水星・木星はぎりぎり写っていた。



となると、肉眼で見えていたのはやはり水星だったことになる。
思ったより高度があったのだ。
こんな山国でも案外見えるんだね~(笑)。

ただ、位置的に見て月はこの時点で雲の中か
あるいは既に山の向こうに隠れてしまっていたようだ。
残念。

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木星・土星と水星の接近2021Jan10

2021-01-14 20:34:14 | 木星・土星大接近2020Dec
さすがに年が明けて1月に入ると、
少しずつ木星・土星の離角が大きくなるとともに
薄明中に見える高度が下がってきた。

なので、この日の3惑星の接近の様子は
山に囲まれた土地柄を踏まえればかなりチャレンジングな観測対象だった。
だいたいが冬に夕方の水星を観察しようなんて、
そもそも最大離角の頃を狙ったとしても
大して地平高度は稼げないわけで・・・。


でも、この日はどうにか快晴に恵まれた!
やってみましょう!と機材をスタンバイ。
このところ活躍中のX-A3+SIGMA170-500mmを赤道儀に載せた。


果たして、木星が見え始めて数分後、
なんと水星が見えてきた。

で、土星はどこ?
肉眼では無理だったが、
もう水星が山に隠れてしまいそうだったので
一か八かでシャッターを切った。




ものの2~3分と経たないうちに水星は沈んでいった。
急いで画像をチェックして、何とか土星も予想位置に写っていることを確認。




やれやれ・・・と安堵するまもなく、
土星も山の向こうに消えていった。

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木星・土星の大接近2020Dec(4)

2021-01-13 21:17:06 | 木星・土星大接近2020Dec
翌22日も、まずまずの晴天となった。
木星・土星の離角は、昨日とそれほど違わないので
今日も楽しみにいそいそと退勤し、機材の準備だ。

ただ、昨日やってみて
実は自宅付近からでも何とか視界が確保できそうなことが判ったので、
今日は普通に「観測小屋」の前に設置した。




昨日と同じPentax75で両星をとらえた。
昨日より少し早く捜索開始できたせいか
大気分散による色つきの程度が若干改善できている気がした。





2枚とも、Pentax75+K10mm+X-A3で拡大撮影、写野の左右をカットしてトリミング。


今夜もきれいに並んで見えた。
100倍前後の倍率で同一視野にとらえられるなんて
本当に貴重な機会だ。


撮影・観望を終えて撤収。
さて、気分良く晩ご飯の支度に移ろう。

2日とも晴れてくれて、本当にラッキーだった。



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木星・土星の大接近2020Dec(3)

2021-01-11 23:52:28 | 木星・土星大接近2020Dec
いよいよ21日を迎えた。

ラッキーなことに、ほぼ快晴となった。
念のため自宅から少し移動して南西の空が一番開けている辺りへ布陣。




早速機材を組み上げる。
本日の主砲は、勤務校から借用してきたPentax75(fl=500mm)。
接眼部にK10mmを入れ、そこへX-A3ボディを接続しての拡大撮影。




まずは低倍率で眺めてみた。
低空といえば低空なので、
大気の揺らぎの影響と大気分散による色つきが出てしまうが、
気にしてもしょうがない。

K10mmに差し替えた後、いくつか露出を変えながら撮影しまくった。






肉眼では特に問題ない(差を感じない)のに、
撮影となるとやはりどうしても
木星と土星、ガリレオ衛星のすべてを適正露出で収めるのは無理筋。
もちろん、画像処理で帳尻あわせするほどの技も持ち合わせていない。
こういう場面では人間の目&脳の画像処理能力は極楽すぎて無敵に近い。

なお、上の2枚をトリミングしてみるとこんな感じ。
ガリレオ衛星に紛れて並んでいるのは
やぎ座の9等星らしい。






さて、だいぶ高度も下がってきたので
そろそろ撤収かな。

ふと北西の空に目を向けたら
夏の大三角がいい感じに残っていた。



明日もう一日晴れてもらいたいものだ。
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木星・土星の大接近2020Dec(2)

2021-01-09 15:41:35 | 木星・土星大接近2020Dec
この日(12/17)には三日月も並んだ。

雲の通過はあったものの、職場の窓際から何とか撮影できた。
X-A3+SIGMA170-500mm望遠ズームの組み合わせで固定撮影。








薄明が終わっていくにつれて、木星・土星がより輝きを増してきた。

さすがに最後の方は露出を伸ばしたため、
ガリレオ衛星が写り始めるのと引き替えに星像が伸び始めた。


それにしても、木星・土星の近さといったら、
もう月1個分(約0.5°)よりも近いではないか!

21日の大接近に、俄然期待が膨らんだ。


なお、最初と最後の画像は、間隔が20分ほど開いているので
どの程度か月が移動しているはずである。

・・・等と思って、木星・土星基準で2枚を重ね合わせてみた。




確かに三日月は東へ移動している。
よしよし。

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