古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

ISS通過・2017Dec30FI

2017-12-31 16:22:56 | ISSの光跡
そして、X-T1によるFIのアップ。

HA予報を見ると、りゅう座の曲がった胴体付近から来る感じだったが・・・






何となく直感的にもう少し北斗七星側に振って構図をとった。
結果的にはそれで正解だったようだ。
はい、OKでーす。




と、そこまではいい感じだったのだが、
比較明合成してみると、撮影の後半で妙に光跡が間延びしている。
確かに、撮影中にも「あれ?」と思うくらい
シャッター音が「間延び」しているように思えた瞬間があったっけ・・・。


改めてX-T1の設定をチェックしてみると、
連写モードのダイヤルが低速になってしまっていた。

いつもは高速連写に設定してあったはずだから、
多分これかな?
ただ、書き込み自体が滞った可能性もあるから、
念のためSDカードの中のデータも少し整理・消去して容量を多めに空けた状態にして
2018年に備えるとしよう。

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ISS通過・2017Dec30

2017-12-31 16:19:07 | ISSの光跡
2017年の観測納めになりそうなISS通過予報。
この後年内は良い条件のものがなさそうなので。






予報的にはまずまずいい感じのFI条件。
月明かりも無いので、いつもの撮影条件で2台ともセッティング。


お!来ましたよ、ISS!
そう言えば、今月中旬から日本人宇宙飛行士の金井さんが
あの中に滞在開始してるんだっけ・・・。




空の透明度が良かったので、山の向こうに消え去っていくまできれいに見えていた。


と、その頃まで撮影続行していたせいか、
ISSのFIに少し遅れて始まっていたIridiumフレア(撮影時には気づかなかった)も
画面左側に写り込んでいた。

予報的には、先週23日早朝に撮影したのと同じ27号機だったらしい。
偶然の一致なのだろうけど。




あと、うっすらと画面中央上方、北斗七星の柄のあたりにもう1コ。
各コマをチェックすると、北へ向かって移動していた模様。

写り方としてはこれもIridumっぽいのだが、
3D予報でチェックしてもいまいちよく判らなかった。
どれだったのだろう?



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Iridium 2017Dec23

2017-12-31 15:57:12 | Iridiumフレア
その後しばらくタイミングがあわず。

それでもふたご群の極大夜には
リビングのサッシ越しに30分ほど粘って
20個ほどの流星をとらえて満足していたのだが・・・


さすがにあまりブランクが空いても良くないかなと思い立ち、
今朝のIridiumフレア撮影にトライした。
予報的には結構ニアピンな感じに反射光が落ちてくる印象。








いつもの2台・いつもの撮影条件(ISO=6400、2s連写)でセッティング。
冬至を過ぎたばかりだが、
もうこの時期ともなると春の星座たちが高々と昇っている。

そして、Iridiumが見え始めた。


kiss X5ではこんな感じ。




X-T1ではこんな感じ。




「あれ?本当に-8等あった?」という気がしないでもないが、
手順・操作的にはいい練習になったかな?

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そう言えば!

2017-12-31 07:38:43 | 日記
このところ取り組んできた
ISSの色変化に関する調査結果(の第一報)が
某県庁の1Fロビーに展示してもらえたそうです。
http://w2.avis.ne.jp/~nkagaku/panel.html

厳密に言えば、
いただいた助成金で購入したX-T1を用いた色変化の解析は
まだほとんど手つかずだったりするので、
100%「助成金の成果」とは言えない内容なので
若干気が引けるのですが・・・(^^;)。


なので、「ちゃんと活用できました!」と顔向けできるものを、
いずれまとめようと思っています。

そう思い続けているうちに
2017年も大晦日を迎えてしまったけれど、
幸いデータは少しずつ貯まってきたので・・・。

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ISS通過・2017Nov28FO

2017-12-30 17:41:22 | ISSの光跡
同夜のX-T1。
撮影条件はいつも通りだが、
ふと思い立ってレンズの前に
手持ちのグレーティング(日本スリービー・サイエンティフィック株式会社さん扱い、140本/mm)を
そっと載せてみた。


こちらはHAによる予報。
りゅう座の頭の辺りでフェードアウトになる予報だった。






このレプリカグレーティング、
かつての35mmフィルムと同じ大きさしかないため
当然レンズ口径は絞られてしまう。

こんな感じに(↓↓画面の右側がグレーティングのマウントにけられている)・・・。




昨夜よりはだいぶいい感じで光跡を撮影できたものの、
さすがにこの高度&光度だとISSのスペクトルは記録できなかった。
近くにあったベガのスペクトルは、
そうはいっても0等星だけあってばっちり写ったのだが。


まあ、よくよく考えてみれば、
いくら通過時のISSが明るく見えていたとしても
FI・FOの際の減光した光量ではやはりスペクトルの記録は厳しいだろう。

今回レンズには大口径(φ72mm)のものを使ったのだが、
これとX-T1の組み合わせで写らないとなれば
少なくとも自分が現在持ち合わせている機材では
このやり方でスペクトルを記録するのはかなり無理そうだ。

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