古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
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フラッシュスペクトルの撮影条件に関して

2012-12-09 07:03:08 | 皆既日食2012Nov14
たいした考察ではないが、
以前載せた話題に関して
もう少し詰めてみた。

まず、分光計に用いたグレーチングフィルターに関しては、
当方の別ブログにまとめたように
緑色レーザーポインターを用いた実測から
格子定数は約200[本/mm]と推定された。

また、用いた光学系に関しては、
35mm換算で270mm相当の望遠で撮影した形になる。
例えばこの値を「天文年鑑」で紹介されている値(下図)と比較すると、
対角線の長さは約9゜弱となりそうだ。


ただし、ここら辺の記述によれば
フォーサーズ規格では縦横比が3:4で
通常の35mm写真フィルムの2:3とは異なっているので、
厳密な値はもう少しちゃんと計算しないといけないのだが。


ともあれ、以上がはっきりしてきたので、
あとは
フラウンフォーファー線
可視光線のスペクトル
等の値を参考にして
輝線スペクトルの波長と成分を特定できれば…と思う。

あと、先日の中部支部会の席で
連続スペクトルが消える寸前に
もう少し暗線・輝線が映っていることを教えてもらった&確認できたので、
これに関しても調べてみようと思う。

できれば「冬休みの宿題」になる前に…(^_^;)。

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