古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

60fpsの信憑性は?

2012-02-27 23:00:33 | 金環日食2012May21
GH1によるHD動画撮影が
本当に60fps(毎秒60フレーム)で記録できているのかを
確かめるために、
手持ちのデジタル時計を
ストップウォッチモードにして
録画してみました。

今回は、とりあえず12コマ毎に呼び出してみました。
つまり、12/60s=0.2s刻みで
ストップウォッチの表示が変わってるかをチェックしてみました。

すると…














おー、いけてるやん!
ちゃんと0.2s刻みで表示が変わっていく様子を
記録&表示できています。

ちなみに、このチェックに用いたソフトは
Corel VideoStudio Pro X4。
うちのwindows7(64bit版)に入れてある
動画編集用のソフトですが、
コマ送りでも「概ね」1/60s=約0.017s毎に
ストップウォッチの表示が変わっていく様子が
確認できました。

この様子なら60fpsの特長を生かした時刻測定が
実現できそうです。
ただし、各フレームの画像を得るための
シャッタースピードが
常に1/60sより速いことが必要条件なのでしょうけど。
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「はやぶさ」天文講演会・4

2012-02-26 20:22:10 | 日記
今回で4回目(最終回)となる
標記の講演会シリーズですが、
今回の講師はJAXAの矢野先生です。


小惑星「イトカワ」のサンプルから分かったことを中心に
「はやぶさ」開発の苦労話など
興味深い内容の講演会でした。

講演中に「イトカワ」の模型を
会場内に回していただいたので、
せっかくだからパチリ(冒頭↑の見出し画像がそれです)!

でも、実際の「イトカワ」は
これまで人類が探査できた小惑星の中で
最小記録なのでした(という図です↓)。


赤丸の中が「イトカワ」です。

見えねー!

確かにこのサイズなら、
人間のジャンプ力でも重力圏離脱できそうです。
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10cm鏡でテスト撮影

2012-02-21 21:23:10 | 金環日食2012May21
職場の10cm屈赤に
GH1を接続してテスト撮影してみました。

いつも使っている72mm径のフィルターだと、
ホルダーの部分を使っても
前玉を完全にカバーできずに「金環食」状態です。
さすが10cm。


でも、このままではマジで危ないので
フードの前に絞りを入れてみました。
テストなので間に合わせのただの白い紙です。


2倍テレコンも含めて接続してみると、
フリップミラーのボックスに
そのままTリングアダプターをねじ込んだ状態の時に
ぴったりピントが合いました。


今回は動画撮影に絞ってテストしてみましたが、
当然ながら300mmよりはシャープに写りました。
また、LVFで覗いた方が
ピント合わせしやすいことも分かりました。

拡大率はHDの横長画面に
太陽面のちょうど半分が収まっていい感じです。
ビデオ観測はこの光学系で基本的にいけそうです。

ただ、どうせ72mm径のフィルターでカバーできないなら、
バーダープラネタリウムの
アストロソーラーフィルター買ってきて
フルサイズの対物用フィルターを自作してもいいかも。

ともあれ、光学系の選定は固まってきた感があります。
後は時刻信号をどう入れるか?ですね。

金環日食まであと90日。
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GH1テスト撮影

2012-02-19 21:51:20 | 金環日食2012May21
とても穏やかな快晴の日曜日だったので、
先日入手したDMC-GH1で
実際に太陽面の撮影テストをしてみました。

まずは全面を写せる画角ということで
300mm+2倍テレ・直焦点での撮影から。
ND4002枚重ねで対物レンズの前にかぶせます。

プログラムモード・感度&露出オートでシャッターを切ると、
概ね適正に撮影できていました(下の画像・無修正)。
カメラが選んだのは、
ISO=100、露出=1/125sでした。


続いて拡大撮影にトライ。
この短焦点屈折機にはやや荷が重いと思われる
K10mmによる拡大撮影は
やはり像がやや甘い感じになりました。
まあ、今回は先ほどと同じND4002枚重ねだから
光量不足・コントラスト不足もあって
眠い感じの絵になっています。

こちらもプログラムモード・感度&露出オートで撮影してみると、
ISO=100、露出=1/25sでシャッターが切れました。
「ちょっと遅いかな?」と思って
感度をISO=400にしてみたのがこちら(下の画像・無修正)。
今度は1/100sで落ちました。
ちゃんと露出計が動作しているっていうか
予想通りの露出ですね。


以上は静止画撮影の結果ですが、
それぞれの組み合わせで動画も撮影してみました。
SDカードへの記録はレスポンスもよく
特に問題無さそうです。
スピードclass10のカードだから?

ただ、今回やってみて気になったのが
バリアングル液晶の見え具合でした。
決して見づらいレベルではないのですが、
いかんせん直射日光だらけの状況下では
やはりシビアにピント合わせしようと思っても
つらいものがありました。
LVFを覗き込んだ方が見やすかったのかも?


本番ではアルミ箔とかで日よけを作って
カメラの前にかぶせようかな?
ぱっとみで状況確認するには
やはり液晶画面の方が楽そうだし。
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実はそうだったんですね!

2012-02-18 20:25:24 | 金環日食2012May21
実は今回の金環日食の観測に
職場の10cm屈赤を使おうかと考えています。
http://blog.goo.ne.jp/koaso/e/52d245887c85c55274d2f24317fbafd1

この屈折鏡の接眼部には
このメーカーが開発した傑作アクセサリーの一つである
フリップミラーが最初から付属していたのですが、
この装置(の前後?)に
どんなふうにデジ一ボディを取り付ければいいのか
自宅観測小屋のCN212に付けてある
同じ部品で確かめてみることにしました。
# 以前星仲間のK氏に格安で譲っていただいたものです。
http://blog.goo.ne.jp/koaso/e/5c1b975611161f017e7d4acf1ef5f7ca

延長筒を外して改めて眺めてみると、
31.7mm接眼用のスリーブに
同社の36.4mm用カメラアダプターの最後部が
そのまま接続できるように作ってあることに気付きました。

これならこのまま
アイピースによる拡大撮影ができそうです。
アタマいい~!

さらに、フリップミラーのボックス部には
オスねじが切ってあるのですが、
「これってもしかして…?」と思って試してみたら、
何とそのままTマウントカメラアダプターが
取り付けできてしまいました!

ってことは、これ1つあれば
直焦点撮影もできちゃうってことじゃん。
これは便利!

今まで全く気が付きませんでしたが、
ここまで考えて設計されていたのですね。
V社さん、実にいい仕事してますね~。
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