古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
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広角系連続撮影

2012-11-18 11:21:18 | 皆既日食2012Nov14
昨夜からぼちぼちデータ処理を開始。
まずは手始めに
縦構図でとらえた皆既日食の全経過(クリックで拡大)。


撮影条件はざっとこんな感じ。
・EFS18-55mmを32mmで使用
・EOS kiss DN
・ISO200、絞りF8(終始固定)
・露出1/125s-1/6s(原則としてAEB±1で3コマ自動撮影)
・インターバルタイマーで5分毎撮影
・SiriusCompで比較明合成
・皆既中のコマのみトーンカーブ調節

この手法、5月の金環食でやってみて
まずまずうまくいったので、
基本的には同じ構成で撮影した。

唯一変えたのは光学系。
前回はニコンマウントのレンズをEOSボディに取り付けたせいか
今イチピントが出ていないような気がしたので
今回は職場のEOSから純正レンズを借りてきた。

正直、未だにAFレンズで無限遠にピントを合わせるのは
趣味じゃない。
おじさん的な意見かもしれないが、
写真用レンズなんだから
無限遠ぐらいかちっと止まるように
作ってくれよ…と言いたい。

さもなくば、
コンパクトデジカメのように
「ピント∞に設定」ボタンとかあるといいんだけど…。


おっと、話が横にそれてしまった。
閑話休題。

ちなみに、皆既中の空の色は実際にはもっと明るい。
でも、それに近づけようとトーンカーブをいじったら
黒い太陽が見事に白飛びしてしまった。

それじゃあ何を撮影したんだか分からなくなるので、
これぐらいの処理で止めにした。
それでも元データの写りに比べれば
空の色はそこそこ出てくれたので良しとしよう。

何より念願の地上風景と皆既日食の絵が撮れたのだから
めでたしめでたし。

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