↑ヘルシンキ郊外、フリー画像より
AFSの交換留学プログラムで、フィンランドへ行く孫娘の
壮行昼食会をした。
孫6人と親も集まり、激励やら未知の世界への思いなどで
話が弾んだ。
高校1年生の途中で、1年間の留学は多少のハンデも生じるが、
収穫はそれ以上だろう。
↑フリー画像より
フィンランドに関しては、サンタ、オーロラ、サウナ、ヘルシンキ、ノキア
ぐらいしか頭に浮かばない。
↑フリー画像より
いろいろ調べてみると、人口500万の北欧の小国は、社会保障も手厚く、
質の高い教育も行われている。
驚くことに、15歳の学習到達度は世界一で、ハイレベルの教育が評価されている。
また、国連調査の世界幸福度ランキングで、2年連続の1位を獲得している。
教育内容はシンプルで、入学式や運動会などの学校行事はなく、
服装や髪型の制約や校則もない。
教育費も大学まで無償で、給食も保育園から高校まで無料である。
平等な教育を受けた結果、出身校によるエリートと、非エリートの
評価もない。
財源は税金と社会保障費で賄われるが、単純に比較すると消費税は24%、
所得税は19%で、日本の3倍と2倍にあたる。
社会保障費の負担も、日本の1.5倍ほどである。
↑フリー画像より
これだけ重い負担を抱えながら、世界一幸せと言えるのは、教育費や医療・介護に
不安なく暮らせるからだろう。
教育と福祉先進国で、世界第3位の経済大国の高校生は、
何を学んで帰ってくるか楽しみだ。