名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨は雪が止んで青空が戻ってきた

2012年11月16日 | セカンドルーム

 

今朝の冷え込みも強く、凍結した道を歩くと足元ががりがりと鳴った。


ユキも冷えた足を交互に上げて温めたり、雪を舐めたりしながら雪上の散歩を楽しんでいる。

日が差し始めると、わずかに残った紅葉が雪をまとって映えていた。


午後は雲一つない快晴になり、乗鞍連峰の全山が雪化粧で連なっていた。


田畑や野山に積もった雪は、日当たりの良いところから次々に解けていく。
この集落は農業が中心だった頃の名残りで、日当たりの良いところを田畑にし、山すその日陰に家が建っている。
四方を山に囲まれて耕地も少なく、日照時間も短いので、住居を犠牲にしてでも良い場所を田畑にしてきた。
むかしの人は、昼間は外で仕事をし、夜寝るだけの家に日照を必要としなかったようだ。
山国の冬は晴天が少なく、雪囲いで陽光が部屋に入らないので、日差しを最初から諦めていたのかも知れない。
こんな上天気に日陰の家から、陽光が降り注ぐ向かいの田んぼを眺めるのは切ないことだ。

コメント
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