名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里から野鳥が消えた?

2012年01月20日 | セカンドルーム

  

飛騨の山里から、野鳥の姿がめっきり少なくなった。
野鳥の好物の柿や南天の実が、年を越してもたっぷり残っている。


同じ柿の木を以前撮った時は、食べ尽くされて1個も残っていなかった。
餌台にみかんを載せておいても、食べに来る気配がない。
パンくずを群がって食べていたすずめまでがどこかへ行ってしまった。
裏山で木の幹や戸袋を叩くキツツキの乾いた音も聞こえてこない。
目の前を掠めて飛んでいたツバメも、去年の夏はあまり見かけなかった。
森林が荒廃して野鳥の繁殖環境が悪くなったとか、農薬で鳥の餌になる昆虫や小魚が少なくなったことが原因とも言われている。
いずれにしろ、鳥類を含む小動物や昆虫の生態系に何か大きな変化が起こっているような気がしてならない。

 41号線宮峠


話は違うが、今日は久しぶりに高山から国道41号線で名古屋へ来た。
高速道路が開通するまでは、41号線が名古屋~高山~富山を結ぶ幹線道路で、行きかう車も多く沿線の町も賑わっていたが、現在は状況が大きく変わっている。
交通量の減少で、ドライブインや飲食店の廃業が目立ち、スキー場もクローズしたり、経営も厳しくなっているところもある。


下呂温泉をはじめ沿線の観光地も同じで、客の減少に悩んでいる。
そんな中で、道の駅は地域の特産品の開発や農産物の売り場の充実、地域の特性を生かしたアイディアで集客に頑張っている。


高山市久々野町の道の駅「飛騨街道なぎさ」は、特産のりんごや桃、トマトなどを使ったジャムやジュースなどの商品開発に熱心で、関連商品もたくさん並んでいる。 取れ立ての地の野菜も格安で販売されていることもあってファンも多い。


白川町の「美濃白川」は、特産の白川茶や椎茸のほか東濃ヒノキを使った木工品も数多く並んでいる。
たまたま今日(1月20日)が、道の駅の構内の日帰り温泉施設のオープンの日であった。
入浴料は450円と割安なので、道の駅の目玉になって、再び賑わうことを期待したい。

街道の盛衰を見ながら日暮れ前に着いた名古屋の町は、雨上がりで暖かかった。

コメント (4)
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