高校公民Blog

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学年主任という存在

2006-10-26 23:09:08 | 教育時事
■福岡県筑前町の町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、自殺生徒の1年生のときの担任で、現学年主任の言動がいじめの原因となっていたことが判明した。コメントで教員志望の大学生さんから、どうしてそういう教員が学年主任に選任されてしまうのだろうか、という素朴なそしてきわめて重大な疑問が提起された。■そのことを考えるにあたって私たちは学校が身分制社会であるという現実を見なければいけないと思う。学校は近代社会ではないということだ。平等がないかわりに、身分間の収奪を基本とした互酬関係がある。身分制であるから、身分の平等など存在しない。なぜ、体罰が暴行罪にならないのか、かんがえてみればいい。■さて、学年主任はでは、どういう能力でつけるのか?何度も書いているのだが、少なくとも「学級経営」だの「教科指導」の内実ではない。そんなものに現場は興味がないのだ。 . . . 本文を読む
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