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イラン各地で異例の体制批判デモ 「自由」を求める国民にどう応えるか

2019年11月25日 06時14分49秒 | 日記

イラン各地で異例の体制批判デモ 「自由」を求める国民にどう応えるか

 

イラン各地で異例の体制批判デモ 「自由」を求める国民にどう応えるか

 

 

《本記事のポイント》

  • イラン各地で続くデモに対し、政府はインターネット遮断などで鎮圧を図っている
  • 人権を軽視しがちなイスラム教国にはイノベーションが必要
  • 一方で、西欧諸国もイスラム教を「邪教」とする考えを改めるべき

 

イラン各地で反政府デモが続いている。

 

これまでに約1000人のデモ参加者が拘束されたと報じられ、英・ロンドンに本拠を置く人権団体アムネスティは19日、少なくともすでに106人の死者が出ていると発表した。スナイパーが建物の屋根やヘリコプターからデモ隊を狙撃するなどしており、実際の死者はそれ以上に上ると推定されている。

 

デモの発端はイラン政府によるガソリン価格の大幅な値上げだ。アメリカの経済制裁により厳しい経済状況が続く中、生活に直結するガソリンの値上げに、イラン国民の不満が爆発し、異例の体制批判デモにつながった。

 

対するイラン政府は、国民のインターネット接続をほぼ遮断させることでデモの収束を図っている。これにより、イラン国内からグーグルやヤフーなど国外のサイトにアクセスできないほか、インスタグラムなど主要なソーシャルメディアも使えない状況になった。首都テヘランなどではインターネット接続が回復しつつあるようだが、まだ多くの国民が情報遮断の中にある。

 

こうした動きを受け、米政府は22日、イランのアザリジャフロミ通信情報技術相を制裁対象に指定すると発表。イラン政府の強硬姿勢を真っ向から批判した。

 

 

イスラム教に必要なイノベーション

イランに限らず、イスラム教国家にはイノベーションが必要だ。

 

人権団体「国境なき人権」によると、イランやソマリア、スーダンなどのイスラム教国では、土の中に身体を埋めて動けなくした上で石を投げ続ける「石打ちの刑」が今なお行われている。アメリカが協力関係を強めるサウジアラビアも、政府に批判的な声をあげるジャーナリストを殺害するなど、強権的な体制を敷いている。

 

厳格なシャリア(イスラム法)を守ろうとするあまり、国家のためであれば人権を蹂躙してもよいとする全体主義的な考えに染まってしまうのは危険だ。「人間は、国家に奉仕させる『手段』ではなく、一人ひとりが幸福になることが国家の『目的』だ」とする民主主義的な考え方が求められている。

 

今回のイランでのデモは、時代に合わなくなった制度への反動として起きたと考えるべきだろう。

 

 

イスラエルやアメリカ外交の間違い

ただ、イスラム教自体は悪魔の教えではない。

 

イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教と同じく「唯一なる神」を信仰する宗教であり、イランを目の敵にするイスラエルやアメリカの外交方針には間違いがある。中東の混乱を解決するには、イスラム教国が自由や民主主義の精神を学ぶとともに、アメリカをはじめとする西欧諸国もイスラム教を「邪教」とする考え方を改める必要がある。

 

イランに対しても、あくまで戦争には踏み切らず、自発的な近代化を求めつつ国家間の相互理解を深める道が望ましいと言える。

(片岡眞有子)

 

【関連書籍】

『イランの反論』

『イランの反論 ロウハニ大統領・ハメネイ師 守護霊、ホメイニ師の霊言』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

【関連記事】

2019年12月号 日本人として知っておきたい イランは本当に危ない国?

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16395

 

2019年11月20日付本欄 反政府デモが続くイランは、変われるのか?

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16481


悟性の教育 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】

2019年11月25日 06時12分17秒 | 日記

悟性の教育 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】

 

悟性の教育 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】

 

 

HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー

木村 貴好

(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。

 

 

◎ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)未済産業学部のホームページ

http://future-industry.happy-science.university/

 

スピリチュアル自然学概論

スピリチュアル自然学概論

木村貴好著

HSU出版会

前回は、「心を磨き、高めることで、自然の中にも精神があることが分かる」と、述べました。

 

例えば、私たちが詩や絵画を鑑賞するときも、五十音の文字の並びを見ているわけでも、絵の具の材質を見ているわけでもありません。時代を超えて存在する「美そのもの」に触れているのだと思います。鑑賞する力がつくことで、時間から切り出された「イデア」が見えてくることになります。それは、つくり手の心に触れることでもあるでしょう。

 

同じように、心の段階を高め、生かされている感覚が強くなると、細胞や生物個体、生態系のしくみの中に、単なる物質を超えた"つくられた意図"のようなものを感じるようになります。

 

その心の段階を高める方法は、宗教的悟りの高め方や修行方法と同じであり、「悟性の磨き方」ということにもなると思います。

 

ここで心に留めていただきたいことは、前回も触れましたが、昔の時代のほうが、そうした修行の方法、悟性の磨き方は進んでいたということです。それを実践し、幸福を享受できた人は、当時の日本人でも一握りだったでしょうが、現代の学問よりはるかに進んでいた分野があったのです。

 

それは、日本や東洋で長らく学ばれ、蓄積されてきた伝統的な方法であり、日本の誇りとしてよいことです。科学文明の成果に驕っている私たちは、それを謙虚に受け止める必要があります。