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中国娯楽を"彩る"愛国政策──映画・公園・アプリ・歌

2019年11月04日 06時09分44秒 | 日記

中国娯楽を"彩る"愛国政策──映画・公園・アプリ・歌

 

中国娯楽を"彩る"愛国政策──映画・公園・アプリ・歌

 
写真:Peek Creative Collective / Shutterstock.com

 

《本記事のポイント》

  • 中国の「愛国映画」が大ヒット
  • 共産党オブジェが並ぶ「テーマパーク」
  • トップ"人気"の愛国アプリに貿易戦の歌

 

中国では最近、愛国をテーマにした映画が人気となっている。

 

10月1日の建国記念日に合わせて公開された愛国映画は3本。題材はそれぞれ異なるものの、いずれも「祖国の大切さ」「団結の重要性」が描かれている。そのうち、中国建国70年史における"名場面"をオムニバス形式で描いた「我和我的祖国」は、興行成績は約420億円。中国の映画史上9位の実績だという。

 

映画の公開・ヒットの影には、習近平政権が大手をふるって行う愛国心政策があるとされている。

 

 

共産党オブジェが並ぶ「テーマパーク」

習近平政権による愛国心政策は映画のみならず、幅広い領域で見られる。

 

中国中部に位置する都市・武漢には2015年、「中国共産党テーマパーク」なるものが建設された。「テーマパーク」とはいえ、その実態は普通の市民公園に共産党を想起させるオブジェが多数並べられているというもの。その中には、習主席が掲げる「社会主義核心価値観」の標語をかたどったものもある。

 

市内にある他の公園も「愛国主義」や習近平政権が掲げる「法治」をテーマにリニューアルされ、毛沢東の標語が掲載される公園へと変貌を遂げている。

 

 

トップ"人気"の愛国アプリに貿易戦の歌

政権のプロパガンダは、市民の娯楽にまで根を降ろし始めている。

 

例えば、今年から運用が始まった中国共産党公式アプリ「学習強国」が話題を呼んでいる。

公開後に中国のApp Store内においてダウンロード数ランキングで首位に入った。

 

このアプリは毎日配信されるニュースや動画を視聴することで、ポイントが貯まる仕組みになっている。ニュース内容も、習政権の言動を「勇猛果敢」に脚色し、政権の標榜するプロパガンダをこれでもかというほどに洗脳するものだ。

 

政府は同アプリへの取り組みを全国の共産党員と学生に必須としているという。

 

また、中国のソーシャルメディアでは「貿易戦」という歌が流行している。もちろん、アメリカとの貿易戦争に関するものだ。

 

中国政府は他民族に対する"愛国教育"にも抜かりがない。ウイグル人の「再教育施設」の中でも、人々は習主席を礼賛する歌を教え込まれ、忠誠を誓わされている。

 

中国が浸透させようとしている"愛国心"には、習政権への忠誠心や、史実に基づかない歴史観など、怪しいものも含まれている。

 

しかし、その"愛国心"を原動力に覇権拡張を進めているのは確かだ。そうした中で、日本が自虐史観にとらわれていては、外交面でも安全保障面でも打ち負かされてしまう。

(上野詩織)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『習近平の娘・習明沢の守護霊霊言 「14億人監視社会」陰のリーダーの"本心"を探る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2255

 

【関連記事】

2019年10月22日付本欄 習近平氏 「貿易戦争、経済失策、海外の冷遇」で急速に求心力を失う 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=16380

 

2019年7月8日付本欄 ウイグル人たちが強制収容所について証言(前編) あまりに残酷な強制収容所の実態

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15999

 

2019年7月号 もし中国軍が侵攻して来たら Part.1

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15796


錬金術の歴史を振り返る─エジプト時代─ 【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

2019年11月04日 06時08分05秒 | 日記

錬金術の歴史を振り返る─エジプト時代─ 【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

 

錬金術の歴史を振り返る─エジプト時代─ 【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

 

 

HSU 未来産業学部プロフェッサー

志波 光晴

プロフィール

(しわ・みつはる)1957年、福岡県生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業後、プラントメンテナンス会社、非破壊検査装置会社で働く中で理科系の研究者を決意。放送大学教養学部で理科系を学び、東京大学先端科学技術研究センター研究生を経て、東京大学工学部より工学博士を取得。東京大学先端科学技術研究センター助手、(財)発電設備技術検査協会鶴見試験研究センター研究員、(独)物質・材料研究機構上席研究員を経て、2016年よりHSU未来産業学部プロフェッサー。専門は、材料工学、非破壊検査、信頼性評価。著書に「環境・エネルギー材料ハンドブック」(オーム社)など。

前回は、HSU未来産業学部の源流として、錬金術の概要を紹介しました。

 

錬金術は、『ヘルメス文書』と呼ばれる書物に書かれています。また著者のヘルメス・トリスメギストスは、ギリシャ神話のヘルメスとエジプト神話のトートを同一視した呼び方であることから、「錬金術とは、アトランティス時代の科学技術であったのではないか」とお伝えしました。

 

現在、錬金術を紹介している書物は、中世ヨーロッパの書物が元になっているものが多いです。しかし、錬金術はヨーロッパだけではなく、インドや中国にも伝わっています。

 

その基となったヘルメス文書とはどのようなものであり、どのように中世ヨーロッパに伝わり、どう変わっていったかを知ることは、今日の科学技術を理解する上でもとても興味深いことです。

 

錬金術は、エジプトからアラビア、中世ヨーロッパにどのように伝わり、変遷していったのか──。今回はヘルメス文書とエジプト時代について、紹介したいと思います(1)。

 
【参考文献】
(1) 丸塚久美子著「錬金術-幸福の科学の視点に立って-」(2019年HSU未来産業学部卒業論文)