古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

大浦慶関連補足~ウィリアム・オルト

2010-03-13 14:15:31 | 長崎の歴史

「ウィリアム・ジョン・オルト」

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ウィリアム・オルトとその家族は

二度と日本の土を踏もことはありませんでした。

しかし、昭和60年(1985)にオルト家の血をひく人物

モンゴメリー子爵夫人が長崎を訪れました。

オルトのひ孫にあたります。



子爵夫人の祖母は、

ウィリアムとエリザベス・オルトの四女ナンシー。

友人からオルト邸が現存していると聞き

先祖の住宅を見たいという思いにかられたようです。


同夫人の長崎訪問で夫人の母親が

有名な小説家ダフネ・デュ・モーリエであると知られるようになりました。



グラバー園に残る~旧「オルト邸」

オルト商会のウィリアム・ジョン・オルトの邸宅

元治元年(1864)~明治元年(1868)の4年間居住

イギリス人の設計で

大浦天主堂やグラバー住宅を手掛けた天草出身の職人

小山秀之進が施工したものと言われている。


ベランダの高い天井を支えているタスカン様式の

列石柱(天草の石を使用)が印象的で、

三方にベランダをめぐらせた重厚な木造・外壁石積の建築。

裏手には当時の厨房・倉庫、

また、崖に造られた天然の貯蔵庫(年間を通して20℃前後)が

そのまま残されています。


前面ベランダ中央の切妻屋根のポーチ横には、

日本最古で最大級の木香バラが茂っている。


国指定重要文化財(昭和47年5月15日)指定



明治13年(1880)から2年間、

創立期の活水学院校舎として使用され、

その後はリンガーの長男の手に移り

長く住居として使われましたので

別にリンガー(兄)邸とも言われます。


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