天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

府中市ラグビー祭

2015-11-04 16:36:08 | スポーツ

左サントリー、右東芝

「府中市ラグビー祭」という名称はぼくが勝手に言っているものである。
毎年、ジャパントップリーグの公式戦(11月13日~)の始まる一週間ほど前に府中市で開催されるプレシーズンマッチのことである。
それがきのう文化の日に是政のサントリーグラウンドで行われた。

府中市には京王線の北に東芝、南にサントリーという企業が1.5kmほどの距離で対峙する。職種では闘わないがラグビー軍団は永遠のライバルとして激突する。
この10年にトップリーグでサントリーが1位を取ったのが2回、東芝(東芝府中時代を含め)が1位を取ったのが4回。両チームと毎年5位以内をキープする強豪。
この2チームにパナソニックや神戸製鋼などがからんで上位を形成している。

今回のワールドカップ代表選手としてサントリーから畠山健介、真壁伸弥、ツインヘンドリック、日和佐篤、小野晃征、松島幸太朗ら6名を、東芝からリーチマイケル、大野均、廣瀬俊朗、湯原祐希、三上正貴ら5名を送っている。彼らに府中市は「市民スポーツ優秀賞」を授与した。


南アフリカを破るなどワールドカップで3勝を上げるなど大活躍したため東芝対サントリーのエキシビションマッチに参加した観客はざっと去年より倍増した。
観客の中にはぼくより一回りも年配とおぼしき女性もいる。
ラグビー見るばあさんは口ぱくぱくと
きのうは雲にひとつない秋晴で風もあり口が乾いていたこともあろうがあまりの激しさに驚いているのだ。
最終練習と調整であるからけがをするまで熱しないだろうが迫力があった。
白線から3mほどのところで見るので近い。
スタンドで見ると遠いのでぶつかる音はにぶくなるが眼前ゆえすさまじい。タックルなんて死ぬ気でいかないとできない。
タックルの痛そうな音天高し

ぼくはサントリー陣で見ていた。
サントリーの出来が東芝を上回っていて戦いの7割は東芝陣で行われた。それでなかなかサントリー陣に選手たちが来ないのが計算違いであったが、東芝のラインアウトからのモール攻撃は健在。
サントリーのランニングラグビーは(どこのチームも走るのだが)そうとう仕上がっていて今年は去年の5位以上やりそうな気配がした。



東芝の大野さん(ロック)は今年もグランドには来たがユニフォームは着ずわきを歩いている。
去年もわきを歩いていたので大野さん引退かなと思ったのだが公式戦にはちゃんと出てイングランドまで行った。歩いているだけで貫禄があり近いうち指導者になるだろう。

府中市が日本に誇れるものって何か考えたとき、やはり今、ラグビーのこの2チームが最高の華ではないか。
ゆえに「府中市ラグビー祭」といっていいのではなかろうか、市長さん。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 獰猛な黒い疾走ノヌー | トップ | 舟崎克彦氏を悼む »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事