天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

琴乃若おまえもか

2024-03-21 06:06:33 | 大相撲


〇尊富士(寄り切り)琴乃若●

大相撲春場所、前頭17枚目、新入幕の尊富士が歴史を変えようとしている。
尊富士を軽視していた。8連勝してもフロックだろうと、大の里のほうが上だろうと思っていた。10日目その大の里と対戦したとき連勝は止まると予測したがたやすく押し出しで破ってしまった。ここでやっと尊富士を見直した。
なぜこれほど勝てるのか。みなたやすく負けている。完敗という負け方である。
きのう11日目、大関琴乃若と対戦した。最近の大相撲でこの対戦ほど緊張して見たことはない。大関は尊富士を止めるだろう、止めなければいけない、と思った。伝統ある大相撲がぽっと出の新人に舐められていいのか。小生は大相撲協会の重鎮ではないが権威ががらがら崩れるのを嫌っていた。
琴乃若はいま横綱にもっとも近いところにいる力士と評価している。腰がずっしり重くて押されにくい。前さばきがよく相手が懐に入りにくい。防御において大関の誰よりも優れていて前へ出る威力もある。琴乃若が尊富士を粉砕することを期待した。ところがまったく逆の結果となった。
琴乃若おまえもか、である。
写真のように、立ち合いに右からいなされて尊富士(左)の体勢が崩れた。ここを一気に大関に押されて負けるだろうと思ったが持ち直し、逆に右を差してからの出足は目覚ましかった。なす術もなく大関が寄り切られた。完敗である。
かの大横綱大鵬と並ぶ新入幕11連勝を成し遂げてしまった。フロックでできるはずがない。拾ったという勝ちがないのも好ましい。
今や尊富士という四股名は日本武尊(やまとたけるのみこと)を連想させる。上がってきた新人に期待して裏切られたことはままある。
最近では、逸ノ城である。1年で横綱になりそうな強さであり専門家もそう思った人が少なくない。けれど失速して引退した。顔付を見るかぎり逸ノ城とは違う気がする。
さて、豊昇龍が破竹の勢いを止められるか。大関の威信がかかっている。12連勝したら優勝だろう。




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