天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

ジャパンカップ敗戦

2014-11-30 17:28:30 | 身辺雑記

本日の東京第3レース

18頭出走するジャパンカップにG1優勝馬が12頭も出るということを知り興奮してしまった。
スポーツ新聞をきのうの朝買ったからいけない。
いずれ劣らぬ名馬たちの戦績を検討しつつ森へ入り込んでいった。
競馬報道のすばらしさは各馬の戦績が過去の数レース詳細に出ていること。12×14ミリほどの小さな四角の中に、どのような位置取りで走って何着でどれほど時間がかかったか…などなど網羅されている。
これを縦に見てひとつの馬のストーリーを知る。
18頭全部このようにしてストーリーを調べる。
次に横に見ると馬同士が戦っている場合があり、その比較ができる。外国馬はその戦績がほとんどわからないから底なし沼をうかがうようなもの、ぞくぞくする。
130個ほどの四角の中の情報を一つ一つたんねんに見ながら深い森へどんどん入って行く。
森へ入り込んだら馬券を買わざるをえなくなる。
自分の推理した勝ち馬と現実は合うのか合わないのか…。

競馬好きの二男が今日も厳しい勤務だというので勝ってやることにした。
忙しくて検討してないだろうと思ったらすばやくマークシートを出した。
えぇっ、デビルアンドルビー! 牝の4才馬、こんな馬G1を勝っているのか?
ぼくは天皇賞を2回勝ったフェノーメノに賭けた。前回の天皇賞で14着、まったく足を使っていない。こういうベテランは走るときは一発がある、と踏んだのだが、
最後伸びなかった、ああ。
デビルアンドルビーはどこにいるかもわからなかった。
デニムアンドルビー7番人気、フェノーメノ9番人気。
息子もぼくも穴をねらって負けた。貧乏人の陥るパターン。

こんなことなら息子から預かったお金を使わずに貯金でもしてやればよかったと思うのは祭りのあと。
競馬で下手に呑んでしまってその馬が来たらえらいことになる。
小心者にそんな勇気はない。

億万長者ならこういう馬券の買い方はしない。
まず自分が有力馬を持っていてレースに出るからそれの単勝を100万円といった感じで買うだろうな。
100万円すったところで平気の平左。世の中にはそういうご仁が存在するのだ。

年金生活で財布の中を目で数えながらびくびく生活しているがたまには金を使いたくなる。
美食するとコレステロールがたまるので欲は食事に行かない。
競馬で3000円使うときも老人割引で映画を見れば3本見られる、ということを考える小者だが、<無駄使い>といったことがどうも必要なようだ。
うまいものを食うのは実はからだのためにならない。
使ってしまって金に替るものが何も残らなかったというのが健康である。

二男は<無駄使い>でなく<蕩尽>だからいけない。
彼奴はサラ金など闇金融まで手を出す蕩尽であり、身を持ち崩す。どれだけ後始末してやって身を立て直してやったことか。
あいつの5000円は貯金しておけばよかったかな…。来月、有馬記念というビッグレースもあることだし。
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