北小金探訪

江戸川の支流の坂川とその支流である富士川を中心とした日々の風景

居残りカモたち

2009年07月27日 | 
カルガモ以外のカモたちは、夏には繁殖地へ旅立ってしまうのだが、一部居残るカモもいる。
以前、居残りヒドリガモを紹介した。居残りヒドリガモ

最近、ヒドリガモのオスのエクリプスを見かけた。前回のヒドリガモかもしれない。

このヒドリガモ、右側の羽に異常がある。そのために居残ったのかもしれない。


さらに、居残りコガモのメスもいた。



その二羽が一緒の場所で羽繕いをしていた。(左がヒドリガモ、右がコガモ)


(ezk)



タシギ

2009年07月13日 | タシギ
タシギ(田鴫)

富士川にて1羽、冬に見かけた。3月くらいまでいたようだ。
ただ、本当にタシギかどうかはわからない。本で調べると似たシギがいくつかおり、見ただけで判別するのはかなり難しい。時期から判断してタシギだと思う。


こんな風にして餌を探す。



クイナのように、夕方、活動していることが多いようだった。


(ezk)

マガモのエクリプス

2009年07月05日 | 
つい最近、マガモ(真鴨)のエクリプスを見た。

その前にマガモのオスの”夏羽”と”冬羽”についての紹介。
非常に紛らわしいことに、マガモのオスは「夏羽」で越冬し、「冬羽」で夏を過ごすらしい。どうやら「夏羽=繁殖期羽」、「冬羽=非繁殖期羽」ということらしい。そしてオスの鴨では「夏羽=繁殖期羽」から「冬羽=非繁殖期羽」に生え変わる時期をエクリプスと呼んでいるそうだ。その姿はメスに似ていて地味な姿に変わる。
だから日本ではマガモのオスと言ったら下のような姿が一般的だ。この写真は1月のもの。

このマガモは富士川にいるのだが、右の羽に異常がある。そのため日本に単独で居残っているようだ。これは3月の写真。


一方、こちらはつい最近の写真。繁殖期を過ぎて、エクリプスと呼ばれる姿になっている。
本来、10月頃にこの姿で日本へやって来て、日本で「夏羽」に姿を変える。
だからこの時期にエクリプスを見られるのは珍しいようだ。




カルガモが親子や番でいるなか、こちらはいつも1羽だけでいる。

(ezk)