北小金探訪

江戸川の支流の坂川とその支流である富士川を中心とした日々の風景

オナガ

2009年03月30日 | 
オナガの啼き声は、よく耳にする。
大きな汚い声で「ゲーゲーギョッギョッ」と啼く。


カラスの仲間だ。最初にそれを知ったときは、姿からは違和感を感じたが、この声を思い出してなんとなく納得した。


派手な声で啼きわめくが、カメラを向けるとすぐ逃げてしまう。


関西ではお目にかかれないらしい。
また、カッコウの托卵先の鳥のひとつでもある。

(ezk)

県知事選

2009年03月29日 | 日記
千葉県知事選挙は、森田健作氏が当選ですか。
いやあ、おどろきました。でもまあ、そんなもんなんでしょうけど。

ひとは後悔するが、やがて忘れる。その繰り返しの日々。

カイツブリ

2009年03月28日 | 
カイツブリは30cmほどか。
小さいので、流れの速いところにはいないようだ。
3月上旬の写真だが、首の周りが茶色で夏羽っぽくなっている。


川幅2~5mほどの富士川では見るが、川幅10m以上ある坂川では見かけない。
富士川には2羽いるようだ。



最初は、カルガモの群れのかなで見つけたので、カルガモの幼鳥かと勘違いした。
しかしやたらと水中にも繰りまくるので、おなしいなあとよくみたらカイツブリだった。
以下は昨年末の撮影。こちらは冬羽っぽい。



カイツブリは、浮力が大きいようだ。とにかく沈みにくい体だ。
にもかかわらず、餌を採るためにカイツブリはよく潜る。
一回の潜水は5秒前後で、自分の身長の10倍~15倍は潜るだろう。
人間に換算するとすごい距離だ。

浮き易い体を沈めるために、弁足といわれる足は、水を蹴ることに便利なようになっている。
足の付け根が、地上を歩くカモよりも体の後方にある。
歩くには非常にバランスが悪そうだ。ひたすら水を掻く為に特化している。



実家の前の沼にカイツブリがいて、夕暮れになると啼き声をよく聞いた。
というか、最近、野鳥観察をはじめていろいろ勉強した結果、あれがカイツブリの鳴き声だったと知った。

でも、ここではカイツブリの鳴き声は聞かない。なぜだろう?

トラツグミ

2009年03月26日 | トラツグミ
今日は、写りの悪い写真1葉だけ。



これは、トラツグミ(虎鶫)だと思う。
ツグミは良く見るが、トラツグミを見たのはこの時だけだ。

この鳥は「ヒ~~、ヒュ~~」ともの悲しげに啼くそうだ。
平安時代には、この鳥の鳴き声が「鵺(えぬ)」と間違われたらしい。

実は、この写真は他の鳥を目的に撮っていた。
後でよく見たら、たまたまトラツグミが写っていた。撮影は1月上旬のことで、その時はキジバトか何かと思っていた。
その頃はまだ、ツグミさえもよく分かっていなかった。

数ヶ月で随分、知識が増えたなあ。

(ezk)

カワラヒワ

2009年03月25日 | カワラヒワ
カワラヒワ(河原鶸)は、野鳥観察を意識して初めて知った鳥だ。


大きさはスズメくらい。群れで飛んでいるの小鳥なので、むかしなら何も考えずにスズメと思っていただろう。


しかし啼き声がスズメと全然違う。コルクの入ったホイッスルを弱く吹いたような、軽いコロコロとした声だ。
羽も全体的に黄色がかっている。羽を広げると部分的に黄色が目立つ。


ただ、通常はこんな風に小枝が錯綜している中で見かけるので、すぐには判断するのは難しい。



最初は珍しい鳥か!と思ったが、まあ、どこにでもいる小鳥だ。
野鳥観察をはじめた頃は、知らない鳥を見る度に「珍鳥発見!」と思って興奮していた。

でもしばらくすると、単に今までが余りにも無知だったにすぎないと分かり、無駄に興奮することがなくなる。

(ezk)

カルガモとネズミ

2009年03月24日 | カルガモ
富士川で興味深い場面に出くわした。

ここでは、ネズミが川縁をよく歩き回っている。
このネズミをカルガモが追い駆けていた。


それも集団で!(左上にネズミ)


カルガモはネズミを襲おうとしてるのだろうか?カモがネズミを食べるなんて聞いた事ないが。
(左上にネズミ)


結局、ネズミは土手の上に逃げて、カルガモも深追いせずに止めた。

カルガモは、ネズミをからかっているだけなのか?

(ezk)

ツグミ

2009年03月23日 | ツグミ
ツグミは冬鳥だ。


冬になるとシベリアやって来る。


体調が25cmほど。お腹の黒い斑と茶色の翼が特徴。



ところで、ツグミはかつて「焼き鳥」の材料だったんですね。
今や所持さえ禁止となっている「かすみ網」を使って、年間数百万羽も捕獲されていたとか。今でも密漁が問題になっているようです。
全然知りませんでした。

ツグミを通して、人間の業の深さを教えられました。

(ezk)

一月寺

2009年03月22日 | 名所
虚無僧(こむそう)」はご存知だろう。籠のような深編笠を被り尺八を吹く僧侶のことだ。

虚無僧は、普化宗という禅宗の僧侶のこと。
この普化宗の総本山のひとつ「金竜山一月寺」が、小金宿にあった。





この普化宗は宗教的観点からすると、宗派の体をなしていないこともあり、宗派として認めない説がある。
ということもあるが、幕府からは一宗派として公認された存在だった。

一時はかなりの勢力を誇っていたようだ。こんなエピソードがある。
水戸街道沿いにあるので水戸藩の大名行列は一月寺の前を通っていた。その際、一月寺の樹木の枝が長槍の邪魔になるので、伐るように申し入れたところ、一月寺側から「槍をねかせればよかろう」と拒否されたため、水戸藩側が一月寺の前を迂回したという。

江戸期の普化宗は、檀家を持たず、法事などもしなかった。虚無僧は托鉢で生活していたらしい。一月寺は、虚無僧になりたい者から公認料をとったり、虚無僧の道具一式を販売することで収入を得ていたらしい。

ただし、宗派の体をなしていないという指摘があるとおり、事実上、誰でも虚無僧になりえた結果、庶民に喜捨を強要する無頼の輩も珍しくなかった。
こうした苦情に対して一月寺は取締りを行ったが、その際に取締り料を受け取っていた。そうなると今度は取締りを擬して取締り料を騙し取る者が現れたりして、問題がなくなることはなかった。
また、「仙石騒動」の関係者が虚無僧として潜伏するなど、犯罪者の隠れ蓑になることもあった。
こうしたことから、明治になると普化宗は禁止された。

実は、一月寺はいまも同じ場所にある。
しかし、昭和になって一月寺は日蓮正宗に改宗し、現在に至っている。
今の一月寺は普化宗とは無関係だ。


(ezk)

小金宿

2009年03月21日 | 名所
小金は、江戸時代には水戸街道の宿場町だった。
かつて宿場で賑わっていた通りも、今ではこんな感じ。


水戸街道は、松戸市内を南西から北東方向に斜めに抜ける道なのだが、この小金宿で突如1kmほど北上して東に右折するという変則的な曲がり方をしている。
これは、長谷山本土寺(あじさい寺)があることも影響していたようだ。
ちょうど今の駅前で東に右折するのだが、そのまま北上すれば長谷山本土寺の参道に続くことになる。

北上して突き当たりにある道標(駅前通りにある)。
すぐ近くに長谷山本土寺参道の道標もあるのだが、周りが放置自転車だらけで撮影できなかった。



小金宿で、今もその面影を残す、かつての旅籠「玉屋」。


今は家屋を保存しているだけ。営業しているわけではない。


玉屋の近くには、参勤交代で使用した、水戸藩専用の旅籠や本陣(大名専用の旅館)、脇本陣(本陣だけで泊まりきれない場合に使用)などがあったが、かつての面影はこの玉屋以外に残っていない。

ただ、この通りにはその頃から代々続いている家がいくつかあり、由緒が伝えられている。


(ezk)

シジュウカラ

2009年03月20日 | シジュウカラ
シジュウカラも、いつでもどこにでもいる小鳥だ。


でもじっくり見た人は少ないのではないか。
動き回るので、よく見かける鳥にもかかわらず、なかなか思い通りの写真が撮れない。


似た鳥にコガラやヒガラがいる。
目立つ違いは、胸から腹にかけて黒い縦線の有無(有りがシジュウカラ、無しがコガラやヒガラ)。


基本的な啼き方は「ツーツーチー、ジュクジュク」という感じなのだが、今の時期、ウグイスに真似た鳴き声をすることもあるようだ。

(ezk)

スズメ

2009年03月19日 | スズメ
野鳥観察をはじめた最初のうちは、小鳥をちらっと見ただけで「なんだスズメか」と思って通り過ぎてしまう。

でも何となくスズメとは違うなあと思って、念のため双眼鏡を使ってよくみると他の小鳥だったりすることがよくある。
他の小鳥を知るためにも、まずはスズメ自体を知っておくことが必要だ。

スズメというと小さくてかわいいイメージだが、よく見ると意外と怖い顔をしている。


スズメを見ない日はないが、その正確な特徴を知っている人はそう多くないだろう。
個人的には
(1)茶色い頭
(2)頬と喉の黒
(3)首周りの白
あたりを目印にしている。



(1)、(2)の特徴がないものにニュウナイスズメがいるが、まだ見かけたことはない。

(ezk)

ホシゴイ(ゴイサギ)

2009年03月18日 | ゴイサギ
ゴイサギというサギがいる。

昨年まで、坂川でその幼鳥ホシゴイをよく見た。
いつも一本足で立っていた。



体の模様にある白い部分が星のように見えることからホシゴイと言われる。



こいつが全く動かない。
30分近く眺めたことがあったが、片足でつっ立ったままだった。
同じ写真しか撮れないので、こちらとしては何とも物足りなく感じた。
おそらく、その前後も動いてないと思うので、数時間ジッとしてても平気らしい。


これが昨年暮れに最後に見た姿。足元にはプラスチックのごみ。


今年になってから全く姿を見かけていない。
成鳥になった姿をどこかでみたいものだ。

(ezk)

ユリカモメ

2009年03月17日 | ユリカモメ
昨年の暮れに坂川を歩いていたら比較的大きな鳥が群れを成して飛んでいるのを発見した。
「あ、えっ、カモメ?こんなところに!?」慌ててカメラを向ける。
川の対岸に止った。あとて調べたらユリカモメと分かった。
内陸部にも結構やってくるらしい。江戸川伝いに来たのだろうか。

今は冬羽の姿。夏は頭部が黒くなる。



用心のため川の対岸から撮っていたが、ユリカモメの横を犬を散歩させていた人が通っても逃げないのを見て、急遽、接近することにした。
後ろから近づく。


気づかれた!でも逃げない。
さらに接近する。


大胆に近づく。距離は2mほど。


正面へ回る。


人慣れしてるんですね。



それしてもこんなところまでやってくるとは。
さすがにこの冬は、この時しか見かけることはなかった。

(ezk)

2009年03月16日 | 
今日も鳥以外の話題。

坂川と富士川には、カワウ、サギ、カイツブリ、カワセミなど、魚を食べる鳥がいるので、当然、魚がいるはず。
でも、実際に眼にできるのは、数十cmから1mのサイズのばかりだ。

坂川の鯉



鯉をターゲットにルアーフィッシングをしている人を見かけたことがある。
キャッチアンドリリースをしていたので、鯉の引きを楽しんでいたのだろうが、問題ないのかよく知らない。


富士川には、ある場所に鯉が数十匹固まっている。大きさは50cm足らず。
小さい鯉が大人になるまでの揺籃場所となっているのかもしれない。


散歩をしている人は鯉がいるのは知っていても、坂川から何匹かやってきていると思っているようだ。普段は川の透明度がとても低いため気づかないのだろう。


まるで養殖場のよう。




夕暮れ時になると、たまーに鯉が1m弱のジャンプをするので、驚くことがある。
あれは一体何なのだろう?

(ezk)

げんき村キャンプ場

2009年03月15日 | 名所
さて、鳥から離れて、北小金周辺を紹介したい。

北小金駅を降りてみて南口に出ると、目の前はサティがあり、旧水戸街道の280号線が通っている。周囲は住宅ばかりだ。
まさか、ここから歩いて10分くらいのところにキャンプ場があるなどとは思わないだろう。

でもあるのだ。「げんき村キャンプ場」が。

北小金駅から行くと、富士川を越えて100mほどのところだ。

富士川から見た「げんき村キャンプ場」遠景



ここは流山市の公営キャンプ場だ。

入り口の階段


キャンプ場の看板


階段を登ると50m四方の平地になっている。炊事場もある。



公営なので流山市民しか利用できないようだ。

(ezk)