北小ニュース

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【4年生】算数 4直角は何度かな

2023年06月13日 16時47分28秒 | 4年生の教室

6月13日(火) 4年生 算数「角の大きさの表し方を調べよう」

 

「先生!こっちきて!」教室であちらこちらから先生を呼ぶ声が聞こえてきます。

4年生は角の大きさの表し方の学習に入っています。

昨日までの学習では、「角の大きさ」は辺の長さではなく、2つの辺とその間の角度の開き具合で決まることを学習しています。

今日は昨日の学習の続きから始まりました。

先生が(円をかいて)「これって何直角かな」と問います。

子どもたちは90度を、これまでに習っている1直角(直角一つ分)と言っています。

「じゃあこれは?」と270度になるところを示します。

「3直角!」

「これは?(今度は360度です。)」「4直角!」と言ったところで、先生が「次は5直角だね」というと、「ないよ!」「だめ~」と言い始めます。

「ほんとうに?」と先生が言うと、三角定規の直角を4つ使って子どもたちは、360度が、直角4つ分になることを説明しようとしています。「こうやって直角をくっつけると、一周するでしょ」と、その説明に、最初は「5直角もあるんじゃ…」と不安になっていた子も納得。安心した様子でした。

 でも、これでは終わりません。どこからか出てきた子どものピザの話題(4直角の大きさじゃ食べにくい、6等分位がちょうどいい)のつぶやきから、「三角定規がね、6つのパターンもあったんだよね」と先生がいいます。

「え?」としばらく考えた後、「あーある!」「できそう」と子どもたちは、席を動き始めました。

「この形の三角定規ある?」と次は60度を6つ集めて360度をつくりました。中には、三角定規が一つ足りないグループが、「いいのあった!」と黒板の先生用の巨大な三角定規を持ってきます「えぇ!!」「できる?」と言いながら、やってみるとぴったりできました。昨日までの学習で、角度は辺の長さでなく、開き具合で決まることが理解できているからこその発想に、「すげーー!」と自然と拍手が出てきました。

 

 他にも、「8個でもいけた」「12個でもいける!」と色々な組み合わせで360度を作るグループも出てきて、角度への理解につながる活動が子どもたち自ら生まれていました。

 

そういう時の子どもたちは「みて!」「先生!きて!」と、とてもいい表情をしています。自ら気づく体験は誇らしいですね!

 その後は、直角を90度、角度の単位と、これまでの1直角~4直角までの角度の表し方を学習しました。

 直角以外の角度も数で表せることが分かったので、今日はどうして、三角定規6個と8個や12個で360度がつくれたのか、明日の授業以降で子どもたち自ら算数的に解決できそうな予感のする1時間となりました。

 


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