先週の土曜日、久しぶりにベガホールでコンサートを聴いた!!
この春以来、チケットを申し込んでいたコンサートや観劇はすべて中止になり、気持ちの華やぐことは一切なくなってしまっていた。
コロナ禍の時節、仕方ないとはいえ、しょんぼりと暮らしていた。
ベガホールでのひとときは、まさしく金色の光が降り注ぐ時間だった。
私が声楽を教えてもらっている長谷川先生は素晴らしいソプラノで、ベガホールの空気を柔らかく暖かい輝きで満たしてくださった!
「ああ、久しぶりにちゃんと音楽を聴いたなあ!」という歓びに胸が躍った!!
サクソフォンのグループ「サクアス」の、バッハやホルストはとっても斬新なアレンジで、若くてエネルギシュな彼らの演奏には凄い活力をもらった!
長谷川先生の青い素敵なドレスには銀色の星がちりばめられていて……長身のバリトン歌手もダンディーで素敵で、ピアニストの男性もおしゃべりも自由自在で本当に楽しい時間を過ごすことができた。
演奏者の人たちも、ホールでの演奏が叶わなくなってからの長い期間、ユーチューブでの活動だけでは、かなり逼塞状態だったと思う。
演奏者と聴く人との双方の思いがホールの中で交歓しあっていた。
こうして少しずつ先の見えない不安な状況から解放され生きる歓びを見い出し、勇気を取り戻せるのだと確信した。
木莉
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