先週の土曜日は六甲山のオルゴール・ミュージアムへ行った。
何年か前に梅田の阪急百貨店でムットーニ展を見て、彼の世界の素晴らしさに目を見はった。
偶然、9月に阪急塚口駅のチラシで今回の上演のことを知って、予約して行って来た。
ムットーニ氏は以前に見た時よりも痩せてスマートになった気がした。
作品に対する思いはさらに凄味が増し、自動人形とオルゴールの音楽と彼の口上で聞くと彼の世界はますます立ち上がり、羽ばたき狂おしいくらいだった。
彼は自分の世界を愛し、自動人形の不思議な世界に魅了されていて、見る人の心をも狂おしいほど彼の世界へと引きずり込んでしまうのだ。
その日、急な寒波が来て、西宮の自宅も結構寒くて、着込んで出かけたのだが、六甲山はやはり下界よりも5度は低い。
オルゴール館の周りにはミーツ・アートの世界が広がっていて、庭や池の周りを歩くと真冬のように凍えた。
全身冷え切って夜の9時頃に帰宅したのだが、魂が震えるような不思議な感じに包まれていた。
木莉
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