土曜日に行った駒止湿原のワタスゲ(綿菅)の群生。
現在、湿原一帯は、このような風景が広がっている。
地面の白いのはワタスゲ、奥の低木の白色はおそらくズミだと思われる。
勿論、これは花ではなく、果実が集まった果穂というもの。
花はスゲと同じく、薄黄色のひも状のものが伸びて球状になっている。
この頃は周囲の色と同化して、ほとんど目立たないが、綿帽子になると遠目からではお花畑のようだ。
フワフワとした果穂は、触るとなんともいえない和める感触が。
その白い平原に色を添えていたのはレンゲツツジ(蓮華躑躅)。
オレンジ色の花はまだ蕾が多くて、これからもしばらくは楽しめそうだ。
全体に毒があるということは初めて知ったのだが、鹿に食べられなくていいんじゃないかなあ?
紫色の小花を咲かせていたのはウラジロヨウラク(裏白瓔珞)。
ウラジロは、葉っぱの裏側が白い植物によくつけられている。
では「ヨウラク」とは??
図鑑で以前、調べた時はあまり気にならなかったのだが、考えてみれば知らない言葉。
「瓔珞」はもともとはインドの装身具のことだそう。
仏様の装身具や、寺の本堂の天井からぶら下がっている、きらびやかな装飾品も、瓔珞というそう。
色合いから、そういうものに見立てて名前が付けられたのか?
これは今がおそらく見頃で、木道沿いにたくさん咲いていた。
色味がまだ少ない湿原で、レンゲツツジと合わせて目立つ花であった。
前回、ここに来た時、次は咲いているかと期待していたコバイケイソウ(小梅蕙草)。
残念ながら、まだ早かったようで、ほとんどが花穂すら伸ばしていない状態でがっかり。
でも、気まぐれなのが必ずいて、見ることができてよかった。
花穂が伸びていても、まだまだ蕾が固いものが多かったし。
あれは間違いなく咲いているというものは、木道からはるか離れた場所だったり。
小花が密集して咲くのだが、なかなかタイミングが合わず、まばらに咲いているのしか見たことがない。
そして、彩りにはならないけれど、同じく白い花を咲かせていたのがズミ(酸実)。
開花期は4〜6月だそうだが、標高が高いので今くらいから咲き出すのだろう。
漢字表記を見れば、まんま実が酸っぱいので「ズミ」だと分かる。
また、樹皮を染料として使ったことから「染める実」で「ズミ」との説もあるらしい。
最後に、木道で出くわしたヤマナメクジを。
これを調べている時、駒止湿原でこれを見たというブログなどが幾つかあった。
あの辺りでは割と目にするナメクジなんだろう。
ただ、縮んでいたためか、最初は巨大な芋虫にしか見えなかった。
移動時の伸びた画像を見たが、成人男子の掌(中指の先から手首)くらいの長さがあってびっくり。
木切れで転がしてみたのだが、うちの界隈にいるナメクジと違って、弾力があって固かったわ。
朝のうちは曇っており、風もひんやり。
雲の動きで日がさしたり陰ったりを繰り返していた。
午後になると雲も切れて青空が広がった。
海岸端は丁度いい気温であったが、街中の道路端の温度表示は29度になっていた。
実際、車から出ると熱気で気分が悪くなるほどだったわ。
昨夜は義父がいなくて、深夜にトイレに起きだす音もなく、ぐっすり眠れたわ〜。
お弁当はお休みにしてもらったので、6時前までゆっくり休めた。
いかに睡眠妨害をやらかしてくれているか、不在だとよく分かる。
トイレに起きるのは仕方ないが、できるだけ音をたてないように、なんて配慮はないものね。
洗濯物は迷ったが外に出した。
雨は降りそうになかったからだが、まあまあの乾き具合であった。
トイレ掃除や子供達が持ち帰ったプリントの整理などを、午前中はしていた。
必要ないものはすぐに広告入れに入れるのだが、どっちつかずのはプリント置き場に。
たまに、必要になるものが出てくるので、迂闊にしまえないこともあるので。
昼前に買い物に出かけた。
先週は家出を企てていたこともあり、生協は最小限しか注文していなかった。
明日からお弁当作りが始まるし、水曜〜金曜は娘もお弁当。
明らかに食材が足りないので仕方なく。
あるものでどうにかできるほど、私の料理のスキルは高くない。
義父は18時半頃に到着予定らしい。
また、いらん物を買ってこないといいんだが。
物珍しさで買うのは構わないんだけど、食品だと結局食べずに処分したりすることが多いのだ。
何せ、買ってきた本人は忘れるし、こちらは添加物が多すぎで食べさせたい物じゃない。
毎度、そのことは言ってるんだけど、忘れちゃうんだろうねえ。
また今夜から安眠妨害の生活再開だ。