ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

武田邦彦講演会

2011-05-30 | 緑の花
写真はヤマボウシ(山法師)
日本原産のミズキ科の落葉中高木。
ハナミズキの花が終わったなあと思っていたら、ヤマボウシの季節となった。
ハナミズキと同じで、花びらに見える部分は苞で、花は内部の緑色の球状の部分。

まだ蕾が固く、花は開いていないが、この先、下の写真のハナミズキのような花が咲くのかな?

写真は高野花見山で写したものだが、昨年の秋にできた実は10円玉大と、普通のものよりも大きかった。
これだけ大きいと食べごたえがある?と試食してみたが、まずかったのなんのって。
きっと、普通のヤマボウシと違う種類になるのだろうなあ。


昨日は雨足がだんだん強くなって、夜は風雨とも強く、隙間風が障子をがたつかせていた。
息子は昨日のうちに、月曜送りの指示が出ており、娘は本日のみ途中から園バスにての登園。
それで、朝はちょっとだけゆっくりめだった。

6時前に起き出してカーテンを開けたら、雨はあがっていたのでちょっと拍子抜け。
その後も降っても霧雨だったけれど、とにかく風が強いので、傘など差す事もできず、びっしょりと濡れてしまう始末。
風は一日、吹き荒れて、木々は千切れんばかりに振り回され、集めた瓦礫が県道にすっ飛ばされ…。
家も地震でできた隙間から風が吹き込んで、虎落笛のような音が響いている。

ところで、娘が途中から園バスになったのには理由がある。
娘の通っている幼稚園で、中部大学の武田邦彦教授を招いての講演会が、5日に開催される事になった。
武田教授が自身のブログでそのことを書いたら、問合せが殺到していたという。
何でも福島市での講演会では、200人会場に500人も集まったとか。

生憎、あまりテレビも見ず、不勉強な私は、何でこれだけの反響が出ているのか、ちんぷんかんぷん。
ブログも覗いてみたけど、申し訳ない、文章の日本語使いが下手で、言いたい事が分からない部分も。
でも、政府のお抱え学者と違って、率直に今の放射線問題の危うさに関して話しているのは分かる。
外部からの問合せがあまりに多いので、幼稚園関係者は1家族チケット2枚までの発売になった(500円)。

あまりに人が多い場所に行くと、人当たり等で具合を悪くしてしまう私は見合わせ。
基本的な知識をもっているだんなは行きたいと言うので、ひとり分だけ申込む事にした。
確かにベースがあった方が、話もよく理解できるだろう。

で、そのチケットの一般販売が、今日の9時から園で行われた。
問合せの電話の数から、当日は相当数の購入希望者が来るであろうと園では推測。
車で送迎している親が、いつもと同じ時間に子供を連れてきても、駐車場までたどり着けないと判断。
それで、途中から園バスに乗ってもらって、という話になったようだ。

指定された場所は、もう5分とかからずに園に着けるような所だったが、心配したのは雨。
月曜でお布団袋も有りの大荷物だったから、ひとまず濡れないようにと布団はビニール袋に詰めておいた。
結果、雨は大したことなくて済んで助かったけれど、車の停め場も考えねばならないような場所だったから、もう勘弁だった。

夕方、迎えに行った時に、朝の状況を聞いてみた。
そしたら、早い人で6時半に既に並んでいたそうで、その後も来園者が続出。
ものすごい車の行列となり、15分強で200枚+のチケットが完売したんだそう。
すごいなあと感じつつ、みんな本当に不安に思っているのだな、とも。

私は、だんなが線量計で普通に放射線値をずっと計測しているので、それほど不安感がない。
だんながノホホンとしているのなら、おそらく自分で調べて勉強して、なんだろうけど。
それに、理科系だんなは放射線に関しても3月から色々と調べていて、毎日のようにわけの分からない話を聞かされているので、もういっぱいいっぱい。

どれだけ注意して暮らしていたって、24時間365日、家にこもっている事なんて不可能な話。
不安だけど、それを突き詰めていくと、ここには住めないって結論に至っちゃう。
この手の講演会は、安心するために行くのか、逆に余計な情報が入って不安になるかのいずれか。
おそらく後者になる可能性大だから、聞くのはどうかとも思う。

原発も年内に収束させるのは厳しいと言い始めた。
インタビューで「正月は自宅で過ごせると思っていたのに」と答えていた人がいたが、認識が甘すぎだ。
大体、収束しても、蓄積された放射線が同時に消え去るわけではない。
人が住めるレベルにまで落着くのは何十年と先の事だろう。
何にしても、目に見えない物が相手で、県民は憔悴しているのだけは確か。
政府もマスコミも信用できないとなれば、率直に話してくれる専門家の声を聞かねばと思うのは当然のことなんだろうなあ。
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