ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

半年ぶりの高野花見山

2011-05-27 16:00:00 | 桃色の花
写真はシャクヤク(芍薬)
中国原産のボタン科の多年草。
ボタンの季節がいつの間にか過ぎて、今はシャクヤクが咲き始めている。
双方、よく似た花の形状をしているので、おそらく雑多に植えられていたら区別がつかないと思う。
でも、決定的に違うのは、ボタンは木(落葉低木)でシャクヤクは草であること。
とは言っても、漠然と見ているだけじゃ、この区別すらつきそうにない私…。
ボタンは雨にあたると花が傷んで終わりになるみたいで、ご近所のボタンは蕾の頃から傘がかけられていた。
シャクヤクはどうなんだろう?
いずれにしても、あれだけの大輪だから雨の影響は大きそうだ。
他にもこんな色合いのが咲いていたけど、白系はまだ蕾が多かった。





起きた頃は薄日が射していたけれど、だんだん雲が広がってきて、息子の登校時間には雨が降り始めた。
さすがに、集合時間ぎりぎりの雨では、急遽、送りにする措置はとれずだったよう。
今学期初の、雨の中の歩き登校になった。
でも、この雨は長くは続かず、8時を過ぎる頃には上がって、日射しが戻ってきた。

娘を送っていった後、整骨院に寄って揉みほぐしてもらい、またまた湿布。
それでも、湿布の効果はあるみたいで、昨日よりは楽になっている。

一度、家に戻ったけれど、少し動いた方がいいと言われたこともあって、高野花見山まで出かけてきた。
最後に行ったのが昨年の11月頃だったはずなので、半年ぶりになるかな。
地震の被害はさしてなかったようだけど、3月いっぱいまでお休みしていたようだ。
新潟から帰ってきて、早いうちに行きたいと思っていたのだけど、なかなか機会は訪れず。
今年はカタクリやイワウチワ、ハナモモ、ショウジョウバカマ、アカヤシオ等々、早春の花のほとんどを見逃した。
特に、ここのハナモモは見事なのが多いので、楽しみにしていたのになあ…。

スタッフの話によると、風評被害で今年の客の入りは半分以下になっているそうだ。
本家の花見山でもそうだったのだから、仕方ないかもしれないが、本当に原発の影響は計り知れない。
それでも、平日の今日もちらほらとお客の姿があるにはあった。
聞くところによると、避難生活をしている人が、気晴らしに訪れているんだそうだ。
確かに避難所にこもってばかりいると、気持ちも滅入ってくるものね。

園内は冒頭のシャクヤクがぼちぼち見頃。
他にはポピーがそろそろ満開になりつつあり、ブログにあったニッコウキスゲは終盤だった。
フジもほとんど終わっていたけれど、変なのを見つけた。

「黒龍藤」という看板があったのだが、花が八重(帰宅後調べたら、八重黒龍が正式名称みたい)。
落ちている花を拾って写したのがこれ。

既にマメ科なんだかわけの分からん状態になっている花。
豪華なんだろうけど、私はやっぱりシンプルなのがいい…。

ひとまず来年、盛りの頃にまた見てみたいと思ってはいるが、終盤の今のようなまばらな方がよかったりして。

フェンスに絡んだクレマチスもたくさん咲いていた。
○クレマチス:ヨーロッパ原産のキンポウゲ科の多年草


蕊が派手なこんなのもあった。

クレマチスは好きな花で、庭でも育ててみたいと思っているのだけど、問題は絡ませるもの。
ここのように、この手のネット状のフェンスがあると、蔓植物を幾らでも育てられそう。
とにかく我が家は、蔓が絡むようなフェンスが全くなくて、円錐形のトレリスを買ったりしている。
できれば平板のトレリスを設置したいんだけど、義父が首を縦に振ってくれない。悲しい…。

結局、2時間ばかり、ゆっくりとしたペースで園内を散策し、花を楽しんできた。
その帰りにもあちこち寄ってきたので、かなり疲れてしまった。
一応、病み上がりなんだから、少し加減というものを覚えないと駄目だ、私。

明日からは傘マークが続く。
関東が早々と梅雨入りしたとニュースで言っていた。
台風2号もどうやらやってくるみたいだし、しばらくは家でおとなしくしていなさいって事かもしれない。
この手の天候が悪い日に、大きな余震が来ませんように。
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