ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

郡山美術館へ

2009-05-20 17:25:57 | 青の花
今日も朝から天気良好。
でも、この好天も明日には崩れるらしい。
だったら洗濯だ~となるのだけど、今日もまた見合わせ。
というのも、朝一で藤城清治展を見に、郡山へと向かったからだ。

昨日、だんなが郡山に出かけた際、美術館前の通りを走っていったそうだが、10時過ぎの段階で駐車場がいっぱいだったんだそう。
さすがに日曜ほどの大渋滞を作ってはいなかったが、平日の午前中でこんな状態なのには驚いた。
開館前に到着しておいた方が無難と言うだんなの言葉に、息子を送り出してすぐ出発したわけである。

朝の通勤渋滞に巻き込まれながらも、工業団地を過ぎればあとはすいすいで、郡山に入ってからは裏道を利用して、9時過ぎには美術館に到着。
開館が9時半だったが、既に建物の前には人がたくさん集まっていた。

この時間帯に集まっていた大半は、ちょっとお歳を召したご夫婦や女性のグループで、娘くらいの子供を連れた母親も一人いた。
展示物に触れるのは御法度なのは分かっているので、すぐに姿をくらます娘の手をしっかり握り、時には抱っこしで、展示物を順繰り鑑賞した。

初期には油絵を描いていたというのには驚かされたが、実際にあるものをテーマに作成する時は、納得のいくまでスケッチを繰返すという。
そのスケッチもまた精密で、ため息ばかり出てしまう。

影絵によってはその前に水を張って、水面に写り込むように設置されていた。
揺らめく水面に色とりどりの花や風景が写り、幻想的な演出だなあとこれまたため息。

一人だったら午前中いっぱい堪能しただろうが、娘が一緒だとそうもいかず、1時間ほどで切り上げることに。
何せちょっとでも手が離れると、監視員がすっ飛んでくるんだもの。
そこまで神経質にするなら、託児室を設けりゃいいじゃん、と憤慨する母であった。

10時半すぎに駐車場に戻ったら、既に空き待ちをする車が場内をぐるぐる動いていた。
幼稚園らしい集団も現れで、終盤に向けて大盛況である。

次は長崎、そして京都で展示会を行うようだ。
また東北の何処かで催されるのなら、もう一度、足を運びたい。


写真はホタルカズラ(蛍蔓)
いわき市の自然を散策する本を購入したら、各々で見られる植物も掲載されていた。
その中にいつも行く公園の遊歩道で、聞き慣れない植物がはえていることを知った。
それがホタルカズラ。
ここではホタルブクロなどはよく見ているけれど、勿論こっちは見たことも聞いたこともない。
青い花びらに白い隆起した筋が入るムラサキ科の植物だが、野生にはえているのは稀らしい。
この本にも盗掘を恐れてか、具体的な場所までは掲載されていなかった。

写真は高野花見山で撮影したものだが、当初は何の花だか分からなかった。
これがホタルカズラだと知って驚いたのだが、花後に茎を伸ばして増えていくとのことで、割と強い植物なのかな?とも思ったり。
とはいえ、場所によっては絶滅危惧種になっているそうなので、珍しいものを見られたのは確かなようだ。
コメント (3)