秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

秋田に住んでるキムカズが気まぐれなままに書き綴るブログ。さーて、きちんと更新できるかな??

資金繰りの改善手法-Ⅸ.成長期に資金繰りを楽に-99.社債を発行しよう

2010-05-10 02:45:06 | 企業支援
社債を発行すれば金融機関に頼らずに資金調達できる。中小企業には50人未満の人に発行する私募債が適している。

社債は、債権を発行して資金を集める一種の借入金です。
社債を発行することで、金融機関からではなく市場から直接資金を調達することが可能となります。

社債の発行は、金融機関から借り入れるのと同じで調達した資金は返済しなければなりませんし、金利の支払いもあります。ただし、返済は償還期限に一括してなされるほか、この償還期間も5年や10年といった長期に設定できるので、長期資金の調達に適していて、財務の安定化に役立ちます。


社債は募集の方法によって、「公募債」と「私募債」に分けられます。
公募債…募集を行うもの。大口の資金調達に適している。企業内容の開示や監査法人の監査が必要など、費用と手間がかかる。
私募債…募集を行わないもの。50人未満の人に社債を発行する形態をいう。中小企業の資金調達に適している。



【大口で長期の資金が調達できる】



資金繰りの改善手法-Ⅸ.成長期に資金繰りを楽に-98.直接金融へシフトしよう

2010-05-09 02:35:54 | 企業支援
直接金融とは市場から直接金融を調達する方法。銀行があてにならない以上、直接金融にシフトする道を探るべき。


資金調達の方法は、間接金融直接金融に分けられます。
間接金融…金融機関を通じて資金を調達する方法
直接金融…市場などで資金提供者から直接資金を調達する方法

これからは間接金融から直接金融にウェイトをシフトしていく必要があります。

今の銀行は自分の身を守るのに精一杯で、取引先企業のことまで構っていられない状況にあるといえます。それだから、これからは市場から直接資金を調達せざるを得ないのです。

現在では中小企業でも増資や社債の発行ができるよう法律が整備され、さまざまな制度や市場が整備されています。
直接金融であれば担保がなくとも資金を調達することができますし、金融機関からの借入れよりも安いコストで長期的安定的な資金を調達することができます。


【中小企業にも直接金融の道が開けてきた】




資金繰りの改善手法-Ⅸ.成長期に資金繰りを楽に-97.成長期の資金繰り破綻に注意!

2010-05-08 02:23:23 | 企業支援
成長している会社は資金が不足しがち。資金繰りの改善なくして会社の成長はないことを知ろう。


成長している企業は資金が不足になりがちです。
需要への対応→設備資金需要(新店舗開設、工場増設、機械設備や流通拠点の整備当等)→運転資金の増加(従業員の採用、仕入れの増加、売上債権の増加等)
事業の拡大が急だと資金繰りがそれに追いつかず、ちょっとしたはずみで倒産してしまう企業も少なくありません。
さらに、これに加えて景気が低迷すると厄介です。せっかくの設備投資も、稼動しないどころか、過剰な設備投資となり、多額な利払いは収益を圧迫し、借入金の返済も容易でなくなるのです。

このような成長期の資金繰り破綻を避けるためには、常に財務体質の強化を図っていかなければなりません。その目安となるのが、自己資本比率、収益力および損益分岐点です。
自己資本比率=自己資本/総資本
自己資本利益率=当期利益/自己資本

具体的にとるべき行動は、
① 自己資本に見合った資産を増やすこと
② 事業にあまり役立たない資産は持たないこと
③ 安易に銀行借入れに頼らないこと
④ 内部留保を厚くすること
⑤ 増資などにより自己資本を充実すること
⑥ 社債発行など直接金融への対策も検討する
ことなどが考えられます。



【事業の拡大が急だと資金繰りが追いつかない】




資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-96.マチ金に手を出すな!

2010-05-07 06:59:01 | 企業支援
利率20~30%台の利息を支払って成り立つ会社は存在しない。ピンチのときのマチ金頼みは絶対にやめること。

銀行は、取引先企業がマチ金からお金を借りていることを知ると、以後の融資を停止します。

マチ金やサラ金の金利は、年利の利率で20%台や30%台です。銀行の数%の金利も支払えないような会社が、これだけの金利を支払えるわけもありません。これだけの高い金利を払っていれば、まもなく倒産することは目に見えています。


資金繰りに追われて、切羽詰り、頭では分かっていても、ついつい手を出してしまうのがマチ金です。でも、ピンチのときのマチ金・サラ金頼み、商工ローン頼みは絶対にやめましょう。

悪質な業者に引っかかって、脅迫的・暴力的な取り立てにあい、身包み剥がされて倒産するよりも、少しでも余力のあるうちに倒産するほうが、自分のためにも債権者のためにもなるのです。

=法定利息を知っておこう=
利息制限法では…
 10万円未満 → 20%
 10万円~100万円未満 → 18%
 100万円以上 → 15%
出資法では…
 40.004%
※15%~40.004%までの間が「グレーゾーン金利」と呼ばれる。


【マチ金からの借り入れは倒産への片道切符】





資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-95.融通手形を使ってはいけない

2010-05-06 02:45:46 | 企業支援
融通手形なら簡単に資金が作れるが、これほど危険なことはない。融通手形には絶対手を出さないこと。


手形は通常、商品などの売買代金を決済するために振り出されるものですが、お金を作るために振り出されることがあります。これを融通手形といいます。

たとえば、資金繰りに困っているA社がB社に頼んで、自社を受取人とする手形を振る出してもらい、同時にA社はB社にその手形代金に利息をプラスした額を手形期日までに支払う契約をします。A社は受け取った手形を銀行に持って行き、割り引いてもらいます。そしてそのお金を支払い代金に充てるのです。こうすれば簡単にお金を作ることができます。


融通手形を使うと簡単に資金を調達できますが、絶対にやってはいけません。
融通手形を使っていることを銀行に知られると、もう相手にしてくれないでしょう。
一度融通手形を使うと、その決済のためにまた融通手形を使うことになり、結果そのたびに高額の割引料がとられるので、手形の額を大きくせざるを得ません。そして融通手形では資金を作れない額にまで膨らんでしまいます。

このように融通手形は非常にリスクが高いので、振り出しを依頼されたら絶対に断るべきですし、間違っても振り出しの依頼をしてはなりません。


【融通手形は倒産を保証する手形】




資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-94.借入金の返済を棚上げせよ

2010-05-05 02:31:35 | 企業支援
資金繰りが行き詰ったら、まず利息だけ払って元金の返済を棚上げする。交渉しだいでそれほど難しくない。

資金繰りが行き詰ると倒産するしかありません。
その前にやるべきことは、銀行から借入金の返済を一定期間だけ棚上げすることです。
まずは銀行に粘り強く相談してみましょう。

利息だけを支払って元金を棚上げにするということで交渉してみましょう。
銀行は利息を受け取ることによって儲けているので、利息がきちんと入ってさえくれば損はしないはずです。

銀行がどうしても応じてくれないような場合は、担保が処分されないように、返済計画や再建計画を示して、粘り強く交渉し、時間を稼ぎましょう。さらには、利息を自分で計算し、返済日にその利息を銀行に持っていって受け取ってもらうという方法もあります。

特に銀行の貸し渋りに対抗するには、返し渋りで対抗も検討しましょう。


=いざというときの金融機関対策=
レベル1 積立預金の取りやめ
積立金は余裕があるときにするもの。まずは積立預金をやめよう。
レベル2 拘束預金の引き出し
拘束預金を引き出すのは難しいが、粘り強く交渉しよう。
レベル3 元金の棚上げ
利息だけを支払って元金の返済を棚上げする。交渉次第ではそれほど難しくない。
レベル4 利息の一部返済棚上げ
銀行の承諾を取り付けるのは相当難しい。再建計画を示すなどして粘り強く交渉しよう。



【貸し渋りには返し渋りで対抗する】


←前へ
資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-93.積み立てをやめて預金を引き出せ


次へ→




5/3 秋田の春満喫ツアー(その2)

2010-05-04 11:12:23 | Weblog
キムカズの秋田の春満喫ツアーその2。
秋田市から国道13号線、46号線を南下し、角館方面へ。
桜では有名すぎる、ご存知「桧木内川」です。


川沿いに延々と続く桜の木。まさに壮観。


角館町内に入ると早速枝垂れ桜がお出迎え。


ふと立ち寄った「町の駅立町」で…


高校生が郷土芸能を披露していました。素晴らしい。


そしてまた、桜では超有名な「武家屋敷通り」へ。
すごい人だかりです。


満開の桜と膨大な人・ヒト・ひと…


ちょうどいいタイミングで訪れることができたようです。
きれいさ、抜群です。






そして、町なかを抜け、「桧木内川」方面へ移動。
たくさんの人が川べりで思い思いに桜を楽しんでいます。みんなとっても楽しそう。




きれいに咲き誇っています。


川べりでも高校生による郷土芸能が披露されていて…
街じゅうお祭り感があふれていて、主催者の強い思いが感じられる洗練されたイベントです。




角館を後にして、田沢湖方面に車を走らせ、
「刺巻湿原」の水ばしょう群生地。


ここでも見事に水ばしょうが咲き誇っています。









また、カタクリもきれいに咲き誇っています。
きれいなピンクのジュータン。




なんてかわいい花なのでしょう。いじらしくさえ感じます。




続いて向かったのは、大仙市長野の「八乙女城跡」。




高台から望む大仙市内。ここは米どころ。仙北平野で作られる米は逸品です。


仙北平野と桜のコントラストがいいですね。



キムカズin秋田サイト

5/2 秋田の春満喫ツアー(その1)

2010-05-04 11:01:03 | Weblog
ここ秋田はゴールデンウィークを迎え、春満開です!

連休二日目の5月2日(日)、家内とともに秋田の春を満喫すべくドライブに出発!
ここは大潟村に向かう通称「菜の花ロード」。
延々と続く菜の花の道を進むと、大潟村内に入ります。


大潟村で行われている「桜と菜の花祭り」会場に到着。
ひまわりの電話ボックスです。かわいいじゃないですか!


今、大潟村は桜が満開!


そして、菜の花。一面菜の花で広々と黄色く染まった光景は、まさに壮観


恒例の「ミニSL」も運行されています。


菜の花、とてもきれいです。




ミニSLも順調に周遊し、こちらに近づいてきたようです。


来ました、来ました。


小さいけれども、れっきとしたSLです。
石炭をくべて蒸気で走ります。本物の蒸気機関車です。


その後、祭り会場を後にし、潟上市昭和のブルーメッセを目指します。
延々と、まさに延々と続く桜と菜の花の道。
これほどの迫力を目の当たりにすると、正直圧倒されるの一言です。


道中は、満開の桜と満開の菜の花が道を彩ってくれています。


菜の花の「黄色」と桜の「ピンク」、そして秋田の大空「ブルー」のコントラストがいいですね。


桜のピンクも迫力満点です。




この光景は多くの人の心を感動させます。
おかげで、沿道は渋滞に。。。


そしてここが”日本一低い山”「大潟富士」です。


???どういうことかというと・・・

大潟富士は日本一低い山で、ふもとからの高さが富士山の1/1000にあたる3.776mになるように造られており、山頂はちょうど海抜0m。
大潟村は湖を干拓した湖底にできているため、村全体が海より低い位置にあるのです。


では、大潟村の歴史認識をいま一度。

干拓前の八郎潟は、琵琶湖に次ぐ日本第二の面積を誇る湖でした。
海水と淡水とが混じる半かん湖であり、魚介類の宝庫でもありました。
戦後、食糧不足にあえぐ日本。「食糧増産」と湖岸地域の「水害防止」のため、
国の事業として干拓事業が構想されました。
干拓にあたっては、日本の土木技術を結集したほか、オランダから技術援助を受け昭和32年の着工から昭和52年の完工まで20年の歳月と約852億円の国費を投じて、湖は17,200haの大地に生まれ変わりました。
大潟村という村名は、かつての八郎潟の呼称が大方(大潟)に由来しています。


続いて訪れたのは、潟上市昭和「ブルーメッセ」。
ここもすごい人・ヒト・ひと…でした。


ここ昭和は「花の街」です。
ブルーメッセでもたくさんの春の花が満開です。







ここで「秋田方言クイズ」なるものを発見!
秋田人のメンツにかけて、いっちょ全問解答してやろう…

と思いきや、いやいやこれがなかなか難解でして。。。
①やざね…県北で言う「やずがね」かな。
②へばまんつ…これはなじみがある。「それじゃまたね。ばいばい」でしょ。
③どでした…びっくりした
④げんこはる…拳骨を落とす??かな?
⑤ごしゃがいる…おれもいぐごしゃがいだす。
⑥うるだぐ
⑦だんこ
⑧あがめろ
⑨たがぐ
⑩ひやみこぎ
⑪げっぱ…「びりけつ」でしょ。
⑫んな…??
多くのわからない秋田弁でした。。。



これから「ブルーメッセ」はチューリップの満開を待ちます。
まだまだ秋田の春は楽しめそうです。




キムカズIN秋田サイト

資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-93.積み立てをやめて預金を引き出せ

2010-05-04 02:17:35 | 企業支援
資金が苦しくなったらまず積立預金をやめよう。そしてピンチになったらすべての預金を引き出すこと。


資金繰りが苦しくなったら、まずはじめにすることは積立預金をやめましょう。積立預金とは資金に余裕があるときにするものです。

金融機関から融資を引き出すためには積立預金を維持しなければと思われている企業も多いですが、積立と借り入れは無関係で、積立をやめたとしても融資にはなんら影響がありません。

次に、借入金の返済が滞りそうな場合は、すべての預金を引き出してしまいましょう。


【積み立てをやめても融資に影響はない】





すべての預金を引き出そうとした場合、問題となるのは「拘束預金」です。
拘束預金とは、金融機関が債権の保全を図る目的で、借入金の返済が済むまでその一部を預かるもので、「にらみ預金」といわれることもあります。
拘束預金を引き出すことで、今後の融資が受けられなくという心配も出るのは仕方ありませんが、それほど苦しい資金繰りになってしまったら、次の融資はないと考えておいたほうが無難です。


拘束預金を理由に金融機関が貸し剥がしなどをしようものなら、法的対抗も念頭に交渉してみましょう。拘束預金は、ただ銀行の要請によるもので、法的根拠のあるものではありません。まして、違法となる可能性のほうが高い取引です。まずは、旧大蔵省通達で建前上は禁止されていること、独占禁止法の優位的地位の濫用に該当する可能性もあることを念頭に交渉しましょう。


【拘束預金を引き出すこともできる】


←前へ
資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-92.不渡りを出す前に依頼返却を頼め


次へ→
資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-94.借入金の返済を棚上げせよ

資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-92.不渡りを出す前に依頼返却を頼め

2010-05-03 02:05:58 | 企業支援
依頼返却とは、手形の取り立てをやめてもらうこと。その前に何とかすべきだが、最後にはこういう手もある。

不渡手形を出すと、銀行取引停止となり、会社は倒産してしまいます。
どうしても資金繰りがつかないときは、手形の所持人に頼んで依頼返却してもらう方法があります。
依頼返却とは、手形の所持人が手形の取り立てを依頼した銀行に、手形の取り立てをやめて、手形の返却を依頼することです。

手形のジャンプは、所持人が手元に手形を保管している場合にできるもので、銀行に手形を取り立てに出しているとできません。
手形の依頼返却は、手形を取り立てに出していても間に合います。手形期日の午前中であれば十分間に合います。

また、手形のジャンプと同様で、依頼返却をすると保証人をつけるとか担保を求められたりすることもあります。

支払手形をの振り出し自体、自粛すべき決済方法ですし、依頼返却に至る前に何とか資金繰りをつけるべきですが、融通手形を使ったり、マチ金に手を出すよりはましなので、切羽詰った時の手法として押えておきましょう。



【不渡りを避けるための最後の手段】


←前へ
資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-91.手形のジャンプは慎重に行なえ


次へ→
資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-93.積み立てをやめて預金を引き出せ