秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

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資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-95.融通手形を使ってはいけない

2010-05-06 02:45:46 | 企業支援
融通手形なら簡単に資金が作れるが、これほど危険なことはない。融通手形には絶対手を出さないこと。


手形は通常、商品などの売買代金を決済するために振り出されるものですが、お金を作るために振り出されることがあります。これを融通手形といいます。

たとえば、資金繰りに困っているA社がB社に頼んで、自社を受取人とする手形を振る出してもらい、同時にA社はB社にその手形代金に利息をプラスした額を手形期日までに支払う契約をします。A社は受け取った手形を銀行に持って行き、割り引いてもらいます。そしてそのお金を支払い代金に充てるのです。こうすれば簡単にお金を作ることができます。


融通手形を使うと簡単に資金を調達できますが、絶対にやってはいけません。
融通手形を使っていることを銀行に知られると、もう相手にしてくれないでしょう。
一度融通手形を使うと、その決済のためにまた融通手形を使うことになり、結果そのたびに高額の割引料がとられるので、手形の額を大きくせざるを得ません。そして融通手形では資金を作れない額にまで膨らんでしまいます。

このように融通手形は非常にリスクが高いので、振り出しを依頼されたら絶対に断るべきですし、間違っても振り出しの依頼をしてはなりません。


【融通手形は倒産を保証する手形】