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資金繰りの改善手法-Ⅷ.ピンチのときに資金繰りを楽に-92.不渡りを出す前に依頼返却を頼め

2010-05-03 02:05:58 | 企業支援
依頼返却とは、手形の取り立てをやめてもらうこと。その前に何とかすべきだが、最後にはこういう手もある。

不渡手形を出すと、銀行取引停止となり、会社は倒産してしまいます。
どうしても資金繰りがつかないときは、手形の所持人に頼んで依頼返却してもらう方法があります。
依頼返却とは、手形の所持人が手形の取り立てを依頼した銀行に、手形の取り立てをやめて、手形の返却を依頼することです。

手形のジャンプは、所持人が手元に手形を保管している場合にできるもので、銀行に手形を取り立てに出しているとできません。
手形の依頼返却は、手形を取り立てに出していても間に合います。手形期日の午前中であれば十分間に合います。

また、手形のジャンプと同様で、依頼返却をすると保証人をつけるとか担保を求められたりすることもあります。

支払手形をの振り出し自体、自粛すべき決済方法ですし、依頼返却に至る前に何とか資金繰りをつけるべきですが、融通手形を使ったり、マチ金に手を出すよりはましなので、切羽詰った時の手法として押えておきましょう。



【不渡りを避けるための最後の手段】


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