「命がけ」連発のワタミ元会長インタビューに批判続出
2013年08月02日 19:12 更新
新人議員に意気込みを聞く「初心表明」シリーズで、見出しはズバリ、「ブラックじゃない。賃上げする」。
怒りを買ったのは、新入社員の過労自殺について原因を問われた部分。<なぜ採用したのか。なぜ入社1カ月の研修中に適性、不適正を見極められなかったのか。本当に命がけの反省をしている>と答えたことが、元社員に適性がなかったために自殺に追い込まれたとも読める内容だったことから、「命を軽く扱うな!」「苦しい言い訳がたくさん」と、厳しい意見が飛び交った。
ワタミの社内冊子に「365日24時間死ぬまで働け」と書かれていることに対し、<前後を読んでほしい><この1行だけで『ブラック』というのはおかしい>と説明したことや、<会社をあげて命がけの反省をしている>など、記事中に「命がけ」が3回登場したことも、火に油だった。
「会社をあげて命がけの反省をしている←だからそれがブラックいわれる原因やがな」「小学生の命懸ける!よりも軽いワタミ社員の命」「命などと軽く言う これがブラックなのです。社員は命がけで働くわけ??」など、「命がけ」を含んだ批判コメントが目立った。
一方で、ワタミグループの賃上げについては、<年内に。はい>と約束。国会議員として、国民のために365日24時間死ぬまで働くと決意を語った。
渡辺議員の国会での働きぶりには、これまで以上に注目が集まりそうだ。
渡辺議員が、「命がけ」で行動するのは、その中味はさておいたとしても、どうぞ頑張ってくださいということでしかない。
「命がけ」の思い込みが、この日本をとんでもない方向に引っ張っていくとしたら、ありがた迷惑どころではないけれど。
僕がいやなのは、自分の会社(ワタミグループ)の社員たちに、「命がけ」を強要することだ。
社員は彼の、所有物でもないし、信徒でもないはずだ。
以前にも書いたことがあるが、渡辺美樹は、自分の「夢年表」ということを大切にしている。
それはそれで、勝手なことだが、その「夢年表」とグループの社員や、あるいはもしかしたら今後は国民も、「おつきあい」させられるのが、考えただけで不快になってくるのである。
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