「歴史的使命感じ頑張る」首相、政権維持へ意欲
衆院予算委員会は21日午前、菅首相と関係閣僚が出席し、「政治とカネ」に関する集中審議を行った。
首相は社会保障と税の一体改革について「6月までに必ず成案を出すので、与野党で議論し、政局ではなく、国民生活という長期的な観点から実行していきたい。そのために政権を預かったという歴史的使命を感じて頑張り抜きたい」と述べ、民主党内にも広がり始めた首相退陣論をけん制し、内閣総辞職や衆院解散・総選挙を否定、政権維持への意欲を改めて強調した。
さらに、首相は2011年度予算案について「デフレ脱却の兆しが見え、本格的な経済成長の道筋に乗せる胸突き八丁にある。与野党を超えて、国民のために成立させ、執行したい」として、早期成立を訴えた。
首相の座について、あっさりと政権を放り出すのもなんだかと思うが、菅首相のような圧倒的多数の人がお引き取りを願っているのに、ポストにしがみついているのも醜いものだ。
「歴史的使命」がなにか、本人はまったく勘違いしているようだが、もしこの人に歴史的使命というものがあったとしたら、「もうすっかりその影もない「マニフェスト」選挙の中で、とりあえず自民党政権に引導を渡した民社党の幹部の一人であったということだけだ。
それは国民の、いままでのしがらみから一度ガランポンして気分を一新したいと言う期待に助力したということだ。
で1年ぐらいは、お手並み拝見で民社党の面々をあきれ果てながら観察していただけだ。
もう観察するのも飽きてきた、「歴史的使命」は終わったよというのが実感だ。
毎日、新聞の片隅にある「首相の一日」に目を通している。
寺田、福山ら側近にガードされ、慌しく行事をこなしているだけの姿を想像する。
寒々とした風が、官邸を吹きすさんでいる。
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