深夜の3時ごろ、相方が遅い仕事から帰って来たのであろうか、ガレージが空く音がする。
私は、地下室でベッドに入り込み、本を読んでいたが、一言声をかけようと、ベッドから出る。
地下室のドアを開けると、見慣れぬデパートの踊り場のようなところに出る。
「ここから先には入れません」と黄色いテープがかけられている。
「おーい」と呼ぶが、相方に届きそうにもなく、地下室のセメントに声が響くばかりである。
モップのようなもので地下室の天井をドンドンしたり、音楽を思いっきり流したりするが、なんの反響もない。
私はもう一度、ドアをあけ、黄色いテープをかいくぐって進もうとするが、真っ暗であり、次第に迷路に入り込んでしまう。
誰かが助けてくれないかな、と心細くなる。
図版:異獣
私は、地下室でベッドに入り込み、本を読んでいたが、一言声をかけようと、ベッドから出る。
地下室のドアを開けると、見慣れぬデパートの踊り場のようなところに出る。
「ここから先には入れません」と黄色いテープがかけられている。
「おーい」と呼ぶが、相方に届きそうにもなく、地下室のセメントに声が響くばかりである。
モップのようなもので地下室の天井をドンドンしたり、音楽を思いっきり流したりするが、なんの反響もない。
私はもう一度、ドアをあけ、黄色いテープをかいくぐって進もうとするが、真っ暗であり、次第に迷路に入り込んでしまう。
誰かが助けてくれないかな、と心細くなる。
図版:異獣
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