激安で見放題!アップルも太刀打ちできない ネットフリックスの映画+TV番組配信ビジネス
音楽の世界でアップルが確立した地位を、映画とテレビの世界で勝ち取るのは、ネットフリックス(Netflix)――。
最近、オンラインのレンタルビデオ会社であるネットフリックスに関してアナリストらのあいだでこんな未来予測が盛んに語られるようになった。
ネットフリックスは、もともとはオンラインでレンタルの申し込みをすれば、DVDが郵便で届き、見終わった後は同封の返信封筒で返送するという「自宅に居ながら」DVDレンタルのアイデアを生み出した会社である。
サービス開始は1998年。利便性とレンタル料の安さ、返却が遅れても罰金が課せられないという今風の太っ腹のサービスが人気を呼んで、ユーザーをコツコツと増やしていった。レンタルビデオ屋はアメリカの街中からはすっかり姿を消したが、ネットフリックスと契約をしていない家庭を見つけるのが難しいほど、同社はすでに全米に浸透している。
ネットフリックスがその勢いを増し始めたのは、2007年にストリーミングサービスを開始してからだ。当初は低空飛行だったものの、見る見るうちに会員を増やし、今では1600万人を数える。アップルも映画のストリーミングサービスを提供しているが、ネットフリックスの守りは固い。
アップルをもってすら突き崩せないネットフリックスの強みは、DVD郵送レンタルで作り上げた「自宅に居ながら」映画レンタルの先駆者としての圧倒的ブランド力と知名度、そして料金の安さだ。
ストリーミングサービスの加入者は、わずか7.99ドルで映画やテレビ番組を無制限に視聴できる。 従来のDVD郵送レンタルと併用することも可能で、それでも9.99ドルだ。
1作あたりこまごまと料金を払う他のサービスと比べて、この激安の定額料金はお得感がかなり大きい。しかも郵送の場合は、往復に時間がかかる(同時に配送される枚数にも制限がある)が、ストリーミングはそんな無駄もない。望むなら自宅で1ヵ月間ひたすら映画鑑賞に浸ることも可能だ。
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アメリカではレンタルビデオ屋は姿を消したのか?
日本でもこの10年間ぐらいの間に、利用していたレンタル屋がばたばた店をたたんでいる。
僕もTSUTAYAやDMMの宅配サービスを利用したことがあるが、それはレンタルショップの保管的な位置づけだった。
今はどうか知らないが、新作DVDがほとんどすぐに手に入らないからだ。
で、レンタル屋に行くことになるのだが、仕事先の近くや自宅の近くのレンタル屋が、ほとんど全部なくなってしまったので、自転車で数分の隣駅で新作3本2泊3日1300円か、電車で途中下車して新作2本含む4本1000円のTSUTAYAを利用するか、になっている。
書店と同じで、ショップはぶらぶら見て回るのは好きではあるが、返しに行くのは面倒くさい。
年間400本ぐらい借りるから、返しはポスト投入という手も使っている。
音楽がほとんどダウンロードになったように、ストリーミングサービスに移行していくのは当たり前だろうし、日本もそうなるだろう。
ブロックバスターズもドボンしたわけだから、TSUTAYAもDMMも当然、ネットフリークスを真似ようとするはずだ。
月1000円ぐらいで見放題ということになれば、僕のような映画中毒マニアには嬉しいところだが、戦々恐々のレンタル屋やCATV業者や衛星放送業者は多いだろうな。
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