サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

りんご界10大ニュース(それぞれの業界のニュースが面白い度80点)

2009年12月10日 | それでも世界は回る
2009年12月9日(水)


■ りんご界10大ニュース、1位は?

 県りんご協会は9日午前、2009年の「りんご界10大ニュース」を発表し、1位には「台湾向け輸出リンゴから、台湾で残留基準値が定められていない農薬成分が検出されたが、農林水産省の改善策で早期に解決される」が選ばれた。

 10大ニュースは、同協会が20の候補を示し、弘前記者会加盟16社のうち10社と業界機関誌1社の計11社が投票して選んだ。

 2位以下は次の通り(数値は同協会調べ)。

 (2)経済不況のあおりでリンゴ果汁の消費が鈍化、生産者に打撃(3)2年連続の価格低迷で農水省がリンゴに初めて「緊急需給調整特別対策事業」を発動(4)全国のリンゴ結果樹面積が4万ヘクタールを割る。本県も2万600ヘクタールに減少(5)08年産県産リンゴ販売額が784億円にとどまる(6)ふじのつる割れが2年連続で多発(7)同協会がりんご品評会で「葉とらずりんご」を初の審査対象にするなど、評価拡大に乗り出す(8)同協会が「りんご適正着果推進活動事業」による雇用対策を実施(9)「県りんご試験場」が「地方独立行政法人県産業技術センターりんご研究所」に改称(10)09年のリンゴ生産予想量は本県が46万400トン、全国は86万トン。

 福士春男会長は「今年は暗い話題が多かったが、来年は明るい話題が増えて農家がもっと元気になってくれるよう願う」と話した。

こういうニュースはとても好きだ。
業界紙誌は、とんでもない数がある。
いっしょうけんめい、そういう世界で取材したり、記事を書いたり、シンポを催したり、広告営業に走り回ったり・・・そういう世界は悪くない。
ときどき、図書館で、そうした業界紙誌をぱらぱらめくって目次を眺めたりするのは、楽しいものだ。

どんな業界のニュースにも、たぶん世界は反映されている。
「りんご」だけをとってみても、そこから政治や経済や地域や科学や・・・といったものを読み取ることができるだろう。

もう潰れてしまったが、「ダカーポ」という雑誌は、こうした局部の世界のニュースを面白く伝えてくれていたのに・・・。

それぞれの業界の読者は限定されているが、こうした10大ニュース形式でもいいが、とてつもない業界の10大ニュースが一同に集められたりしたが、とっても面白い「現在」の集積になるだろう。
WEBで体裁を決めて、雑誌協会あたりが音頭をとって、やれば、面白いのにね。


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