サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

言葉のバケツリレー(震災以前と以降での表現の断絶度80点)

2011年03月19日 | それでも世界は回る

俵万智、Twitterの感動を短歌に




(シネマトゥデイ)

(シネマトゥデイ) 「サラダ記念日」の代表作で知られる歌人の俵万智が、11日に発生した東北地方太平洋沖地震後、ツイッターでつながる情報網に感動し、「リツイート我もするなりツイッターは言葉のバケツリレーと思う」という短歌を自身のツイッターに掲載...(シネマトゥデイ)


(シネマトゥデイ)




  • (シネマトゥデイ) 2011年03月18日 12時30分

    (シネマトゥデイ) 「サラダ記念日」の代表作で知られる歌人の俵万智が、11日に発生した東北地方太平洋沖地震後、ツイッターでつながる情報網に感動し、「リツイート我もするなりツイッターは言葉のバケツリレーと思う」という短歌を自身のツイッターに掲載した。井上雄彦ら漫画家が絵で、スキマスイッチらミュージシャンが音楽で、被災地に向けて応援を送る中、歌人である俵は短歌に現在の思いを込めた。


     地震発生時東京にいたという俵が暮らすのは、震源地に近い宮城県の仙台市。「数分後『仙台震度7!号外!』の声を聞き、携帯を持つ手がぶるぶる震えました」と地震発生時の恐怖を振り返っている。俵は、その後家族の無事を報告したが、息子のいる仙台に帰る手立てがなく、「仙台に帰れず、悶々としている」とツイート。「リツイートされてくる様々な情報が、ありがたく、熱い。私は何もできないけれど、歌よみだから歌を詠みます。『リツイート我もするなりツイッターは言葉のバケツリレーと思う』」と短歌を詠んだ。俵はその後、飛行機を使って無事仙台にたどり着き、息子にも会えたという。


     東北地方太平洋沖地震、続く余震、福島第一原子力発電所の事故などで日本が騒然とする中、時代の産物“ツイッター”が、どこよりも早く情報を手に入れる手段として、活用されている。

    この感じはよくわかる。
    一応、仕事柄ツイッターやSNSに関しては、それなりに偉そうな解説は口では言っていたが(お恥ずかしい)、登録はずっと前にしていたが、頻繁に使い始めたのは、フェイスブックがたかだかこの1,2ヶ月、ツイッターにいたっては震災直前という始末である。
    それでも、SNSでとりあえず200人ほどに友だち登録を頼んだり、頼まれたり、ツイッターにいたってはほとんど「見(ケン)」であるため、フォローしてる人もたいした数ではない。
    それでも震災直後から、ほとんどの情報はSNSやツイッターからたどって、さまざまな発信源のblogや映像ストリームに流れることになる。
    テレビこそ、震災直後の数日間は見ていたが、もうほとんどつけることもしないし、新聞もさっと数分見出しを見るぐらいになった。

    この震災で、多くの世代が根本的な価値意識というものを揺さぶられていると思う。
    それを意識化したり、言語化したりできているかどうかは別として。
    そして短い呟きである「俳句」や「短歌」の世界にも、震災以前と以降の読み手の無意識は大きく変わるかもしれない。
    十年もすれば、アンソロジーが編纂された時、現在多く戦前、戦後と分けられているのに似て、震災以前、震災以降と分けられるようになるのかもしれない。


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