サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

37週一位/藤圭子(歌手)/62歳

2013年08月24日 | 毎日がメメント・モリ

藤圭子さん葬儀なし 宇多田の姿なく

日刊スポーツ 8月24日(土)6時55分配信

 歌手藤圭子さん(享年62)は自らの歌のように寂しく旅立つことになるかもしれない。東京・西新宿のマンション13階からの突然の転落死から一夜明けた23日、前夫の音楽プロデューサー宇多田照実氏(65)が葬儀は行わず、家族だけで荼毘(だび)に付すことを明らかにした。たった1人の血縁となった長女の歌手宇多田ヒカル(30)は姿を見せていない。

1969年ファーストアルバム「新宿の女」が20週連続一位、そしてセカンドアルバムの「女のブルース」も17週連続一位、37週にわたって、藤圭子の音楽が日本中に流れていたことになる。もちろん、僕も高校生の時だが、この曲を聴いてほどなく新宿をあてどもなく歩くことになる。

藤圭子の育ての親とされるのは、作詞家の石坂まさおさん。
彼もまた、母子の極貧生活を体験し、藤圭子に惹かれるものがあったことを生前に何度かお伺いした。
石坂まさおさんの偲ぶ会は8月23日に行われたが藤圭子の訃報が届いたのはその前日だった。

石坂まさをさんは1999年に藤圭子のベストアルバムとして『藤圭子 伝説の名曲』にかかわることになった。
「新宿の女」「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」「命預けます」「女は恋に生きていく」「さいはての女」「恋仁義」「みちのく小唄」「知らない町で」「遍歴」「命火」「哀愁酒場」「生命ぎりぎり」「ネオン街の女」「圭子の網走番外地」「東京流れ者」。
前16曲、すべてが石坂まさをさんの作詞である。

どの曲も、そらでメロディーが浮かんでくる。そして歌う藤圭子の姿が・・・合掌!

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