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姫路の人は神戸が嫌い?

2005年07月30日 | 徒然まちある記


暑いですねぇ。ここしばらく、夜中に仕事をしているので 涼しい早朝に散歩ができません。で、ご近所情報とは言えませんが、今 姫路周辺のことを調べているので、その話題を

「なぜ、兵庫県は不自然に大きいか?」というタイトルで、京大人文研の先生が 姫路商工会議所で 2002年に講演しています。その先生によると、答えは こうです。

明治の廃藩置県で まず「姫路県」が誕生した。ところが、明治新政府は 徳川の雄藩だった 姫路の名前を嫌ったので、明治4年11月2日にできた姫路県は たった一週間後の11月9日に 「飾磨県」へと名前が変わった。さらに、5年後に その飾磨県は 兵庫県に吸収合併された。ということです。

そして、政府は 田舎の小さな港町だった 神戸に兵庫県庁を置いたので、姫路にあった飾磨県庁は なくなった。さらに、神戸港を 日本を代表する一大貿易港にするために、裕福だった飾磨地方から徴収した税金を つぎ込んだ。(初めの頃の兵庫県の税収の 半分は飾磨地方から収められたものだった そうです)

といういきさつで、ネットでも 姫路方面の(と思われる)人たちが 「飾磨県を復活させよう」と アピールしています。
姫路から県庁が消え、次に 地元の銀行が神戸銀行(今の三井住友銀行)に吸収され、高等教育機関も(旧制姫路高校が神戸大学に移行したので…) 神戸に 《取られた》。。。

とまあ、姫路の人には 兵庫県や神戸市のために 収奪され続けてきた という意識があるみたいですね

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