レンジャクとはここ2,3年相性が悪いのか、出会うことができなかった。それが、温かい情報のおかげで、何とか滑り込みセーフの形で、出会うことができた。場所は何かと差し障りがあり公開できないが、その場所の環境を見ると、これまでの自分の出会いを思い返すと、「な~るほど、ザ、ワールド」(かなり古!)と思い当たった。情報では150羽ほどとの事で、すぐにでも飛んで行きたかったが、年度末ということで何かと忙しく、何とかやりくり3年・柿8年で数日後、出かけることができた。でも、なかなか見つけることができず、「こりゃあ、行っちゃったかなぁ?」と諦めかけた頃に、やっと、枝に止まるキレンジャクを見つけることができた。結果、3羽を確認できた。でも、あと147羽は一体何処へ・・・。すると、この3羽のキレンジャク、もしかして・・・おいてきぼり~~~。でも、逆に考えれば、150羽もいると、どれにポイントを絞ればよいか分からなくなってしまう。だったら、3羽の方が集中して観察・撮影できるなぁ。しかも、この3羽、と~っても近いのです。なので、いやがおうにもドアップになってしまうのでした。これまでのレンジャクとの出会いはやや距離があったので、あまり細かいところまで観察することができなかったけど、今回は、やたらと近いので、いろんな新発見をすることができた。
まず、第一に、目。目の下のところに白い物が見え、それが上に上ってきて、目をふさぐようにするのです。これは、もしかしてまぶたかな?よくわからないが、初めて見ました。二つ目は、冠羽です。いつも冠羽を立てているレンジャクは、警戒すると、逆に冠羽を下げることがわかりました。しきりに上空を気にしているときに、冠羽を下げて見ていました。次は、口の中。ズバリ、赤かったです。別にめずらしくもないことですが、今までこれほど近くで見たことが無かったので、これまた新発見でした。そして、最後は風切羽の模様。キレンジャクといえば、尾羽の先端が黄色いというのがすぐ思い浮かびますが、風切羽のところには、ピンクのきれいな斑点のようなものが見られるのです。これまた初見でした。そして、その風切羽のところが、黄色くなっている個体と、白くなっている個体とがいました。この違いは何なのか、よくわかりません。若鳥と成鳥のちがいなのか、♂♀のちがいなのか・・・。いずれにしても、今回のキレンジャクとの出会いでは、様々な新発見があり、楽しい鳥見だった。
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