まずは今日の産経ニュースの記事を見ていただきたい。
産経ニュース2013年7月26日「【正論】ジェームス・E・アワー 日韓の間の『真実の話』をしよう」
ヴァンダービルト大学日米研究協力センター所長であり、レーガン政権下の国防総省で安全保障局日本課長および日本部長を務めた経歴をもつジェームス・E・アワー氏が、韓国の政治家、政府当局者、経済人たちと会談を行った際の状況説明と、それらに対する自らの見解を紙面上で語っている。色々な話題が語られており、その中には慰安婦問題や靖国参拝問題についても含まれる。彼の見解には日本のマスコミが好む「日本政府に対する反体制な志向」の変なバイアスはなく、客観的な事実を背景として議論を進めている。
例えば慰安婦問題については、「それは韓国人を対象に絞った計画ではなかったし、戦時中のこの事業で犠牲となったすべての国籍の女性が被った真の苦痛について、日本が心から悔いていることは疑う余地がない。」と指摘し、加えて「今の日本、韓国または米国の指導者は誰も45年の戦争終結まで中国で行われた売春の慣行を許していない」としている。これらは極めて日本政府の主張と整合していると読み取れる。だから、国際社会に対しては、この前提に立つという土俵の上で、多くの議論をして頂きたいところだろう。
また面白い論点として、アーリントン国立墓地には南北戦争中、奴隷制を支持する南部のために戦った者も埋葬されており、非人道的な罪、戦争犯罪に対する罪などに該当する者をその国の指導者が参拝してはいけないなどというルール、認識はない。だから、日本のA級戦犯が眠る靖国神社への参拝を糾弾するためには、日本のA級戦犯がナチスドイツの大量大虐殺の責任とを負うという前提が必要になる。アメリカにとっても日中、日韓のゴタゴタは国益に反するから、であればこのゴタゴタを解消するための努力はアメリカの国益にも適する。その意味で、ジェームス・E・アワー氏が音頭を取って、例えばアメリカなどの第3国の歴史研究者が参加する形で、本当に「日本のA級戦犯がホロコースト並みの悪事を働いた責任を負うべきか」を評価する研究会を立ち上げる提案をして頂けば、前向きに事態が動き出す可能性が期待できる。ついでに提案させていただけば、刺し当たっての期限を3年程度設け、その期限内ないしは検討結果が出るまでの間は、総理大臣、官房長官、外務大臣、おまけに副総理までの4閣僚は靖国参拝を自粛すると確約すれば良い。もちろん、当事国の中国、韓国が第3国の歴史家の検討の進め方にイチャモンをつけて議論が進まない可能性もあるから、この期間を無制限に長くすると中国、韓国に悪用される可能性がある。3年が妥当かどうかは分からないが、その辺も議論して頂ければ良い。
多分、この中では慰安婦問題における国家・軍隊による強制連行への関与や、南京大虐殺のような両国の歴史研究者の間で評価が異なる案件に対し、第3国の目からその客観性を評価してもらえば良い。ここで行うべきことは、白黒をはっきりさせることではない。あくまでも、中国や韓国の主張に明快な根拠・証拠が存在するかどうかを議論するだけで良い。例えば南京大虐殺を例に取れば、中国側の主張では30万人の大虐殺と主張しているが、それが嘘であるという結論などに導く必要はなく、何処の戦場でもありがちな小規模な虐殺(虐待)があったことは否定できないが、ナチスドイツのホロコーストと比較されるような中国側の主張する大規模な大虐殺を裏付ける証拠は見つからなかった・・・となれば、少なくとも総理大臣が二度と同じ過ちを繰り返さない誓いと共に、戦没者に祈りを捧げることを否定する理由はなくなることになる。
以上の取り組みは、日本維新の会の橋下代表の主張に通じるところがある。ジェームズ・E・アワー氏であれば、日本のマスコミがこぞって橋下叩きに利用した先日の橋下代表の慰安婦発言から、そのポイントとなる部分を分かり易く一般市民(日本国民のみならず、広く世界に対して)に対して適切に翻訳(言語的な翻訳という意味ではなく、噛み砕いて説明するという意味)してくれるのではないかとも思う。だから、橋下代表とジェームズ・E・アワー氏には、何とか公開座談会形式で会談を行い、これをインターネットやテレビの取材などに応えて世界に発信して頂きたいと思う。そして、その会談内容の詳細をテキストに起し、さらにそれを英訳(できれば、韓国語と中国語にも)し、世界に向けて発信して頂きたい。
なお、昨日のブログで安倍総理の靖国神社参拝を8月14日と予想させて頂いたが、私の頭の中でのシナリオでは(勝手に安倍総理の靖国神社参拝を8月14日と決め付けた上で)、この会談をその翌日の終戦記念日にぶつければ、その注目度は最大になると見込んでいる。いわば、安倍総理と橋下代表の連係プレーである。
私としては、是非とも実現して頂きたいのだが・・・。
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産経ニュース2013年7月26日「【正論】ジェームス・E・アワー 日韓の間の『真実の話』をしよう」
ヴァンダービルト大学日米研究協力センター所長であり、レーガン政権下の国防総省で安全保障局日本課長および日本部長を務めた経歴をもつジェームス・E・アワー氏が、韓国の政治家、政府当局者、経済人たちと会談を行った際の状況説明と、それらに対する自らの見解を紙面上で語っている。色々な話題が語られており、その中には慰安婦問題や靖国参拝問題についても含まれる。彼の見解には日本のマスコミが好む「日本政府に対する反体制な志向」の変なバイアスはなく、客観的な事実を背景として議論を進めている。
例えば慰安婦問題については、「それは韓国人を対象に絞った計画ではなかったし、戦時中のこの事業で犠牲となったすべての国籍の女性が被った真の苦痛について、日本が心から悔いていることは疑う余地がない。」と指摘し、加えて「今の日本、韓国または米国の指導者は誰も45年の戦争終結まで中国で行われた売春の慣行を許していない」としている。これらは極めて日本政府の主張と整合していると読み取れる。だから、国際社会に対しては、この前提に立つという土俵の上で、多くの議論をして頂きたいところだろう。
また面白い論点として、アーリントン国立墓地には南北戦争中、奴隷制を支持する南部のために戦った者も埋葬されており、非人道的な罪、戦争犯罪に対する罪などに該当する者をその国の指導者が参拝してはいけないなどというルール、認識はない。だから、日本のA級戦犯が眠る靖国神社への参拝を糾弾するためには、日本のA級戦犯がナチスドイツの大量大虐殺の責任とを負うという前提が必要になる。アメリカにとっても日中、日韓のゴタゴタは国益に反するから、であればこのゴタゴタを解消するための努力はアメリカの国益にも適する。その意味で、ジェームス・E・アワー氏が音頭を取って、例えばアメリカなどの第3国の歴史研究者が参加する形で、本当に「日本のA級戦犯がホロコースト並みの悪事を働いた責任を負うべきか」を評価する研究会を立ち上げる提案をして頂けば、前向きに事態が動き出す可能性が期待できる。ついでに提案させていただけば、刺し当たっての期限を3年程度設け、その期限内ないしは検討結果が出るまでの間は、総理大臣、官房長官、外務大臣、おまけに副総理までの4閣僚は靖国参拝を自粛すると確約すれば良い。もちろん、当事国の中国、韓国が第3国の歴史家の検討の進め方にイチャモンをつけて議論が進まない可能性もあるから、この期間を無制限に長くすると中国、韓国に悪用される可能性がある。3年が妥当かどうかは分からないが、その辺も議論して頂ければ良い。
多分、この中では慰安婦問題における国家・軍隊による強制連行への関与や、南京大虐殺のような両国の歴史研究者の間で評価が異なる案件に対し、第3国の目からその客観性を評価してもらえば良い。ここで行うべきことは、白黒をはっきりさせることではない。あくまでも、中国や韓国の主張に明快な根拠・証拠が存在するかどうかを議論するだけで良い。例えば南京大虐殺を例に取れば、中国側の主張では30万人の大虐殺と主張しているが、それが嘘であるという結論などに導く必要はなく、何処の戦場でもありがちな小規模な虐殺(虐待)があったことは否定できないが、ナチスドイツのホロコーストと比較されるような中国側の主張する大規模な大虐殺を裏付ける証拠は見つからなかった・・・となれば、少なくとも総理大臣が二度と同じ過ちを繰り返さない誓いと共に、戦没者に祈りを捧げることを否定する理由はなくなることになる。
以上の取り組みは、日本維新の会の橋下代表の主張に通じるところがある。ジェームズ・E・アワー氏であれば、日本のマスコミがこぞって橋下叩きに利用した先日の橋下代表の慰安婦発言から、そのポイントとなる部分を分かり易く一般市民(日本国民のみならず、広く世界に対して)に対して適切に翻訳(言語的な翻訳という意味ではなく、噛み砕いて説明するという意味)してくれるのではないかとも思う。だから、橋下代表とジェームズ・E・アワー氏には、何とか公開座談会形式で会談を行い、これをインターネットやテレビの取材などに応えて世界に発信して頂きたいと思う。そして、その会談内容の詳細をテキストに起し、さらにそれを英訳(できれば、韓国語と中国語にも)し、世界に向けて発信して頂きたい。
なお、昨日のブログで安倍総理の靖国神社参拝を8月14日と予想させて頂いたが、私の頭の中でのシナリオでは(勝手に安倍総理の靖国神社参拝を8月14日と決め付けた上で)、この会談をその翌日の終戦記念日にぶつければ、その注目度は最大になると見込んでいる。いわば、安倍総理と橋下代表の連係プレーである。
私としては、是非とも実現して頂きたいのだが・・・。
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