けろっぴぃの日記

最近、政治のことをはじめとして目を覆いたくなるような現状が多々あります。小さな力ですが、意見を発信しようと思います。

中国と韓国の間にもし密約があったなら・・・

2013-06-27 23:58:42 | 政治
韓国の朴槿恵大統領が訪中し、習近平国家主席と中韓首脳会談を行った。完全に蜜月関係の中国、韓国だが、少々、根拠のない深読みをしてみることにした。

あくまで当てずっぽうの予想ではあるが、中国と韓国は裏で何らかの密約をしていると考えるのが筋だろう。当初は対日歴史問題での共闘だけが目的かと思ったが、この蜜月ぶりはちょっとばかりその先を行っているように思える。韓国からすれば、日韓スワップ協定の失効などもあり、どう考えてもジリ貧な経済的に対する予防線を張りたいところだろうが、日本に泣き付くのは死んでも嫌だろうから、その先を中国に的を絞った作戦でいるのだろう。しかし、当の中国もバブルの崩壊の予兆がひしひしと迫って来ているから、自分の尻に火が付いたところで安直に韓国の救済のために返る当てのない金を融通するとは思えない。だから、韓国としてもいつ裏切られるか分からない。となれば、裏切られないだけの運命共同体的な何かを確保しなければならない。その何かというのがここで言う密約ではないかと考えてみた。何とも根拠のない思い付きである。

さて、口から出まかせの思い付きであるが、私の予想は北朝鮮崩壊後のシナリオを中国、韓国で握っているのではないかと考えた。最近の中国は、完全に北朝鮮の非核化に舵を切っている。しかし、カダフィの例を引くまでもなく、幾らアメリカに譲歩しても核や化学・生物兵器等を手放したら、それは金正恩の死を意味するから、クーデターでも起きない限り非核化の条件を北朝鮮が飲むことはありえない。現在は、長距離ミサイルに搭載可能な小型核と弾頭のミサイル搭載技術を確立するのが先か、兵糧攻めで北朝鮮内部から崩壊するのが先かの我慢比べだが、中国はその崩壊のタイミングを調整するカードを持っているから、金正恩に亡命を促しソフトランディングさせる選択肢を手にしていると考えられる。しかし、その経済的に厳しい北朝鮮を中国が飲み込むと中国も経済的な損失は無視できないから、そのリスクを韓国に背負わせる代わりに、韓国に対して朝鮮統一を容認し、韓国の長年の悲願を達成させるというシナリオを描いているのではないかと考えた。ただ、これだけでは中国にメリットはない。そこで、中国は二つの条件を出しているのではないかと考えた。まず一つ目は、北朝鮮に眠る資源の利権を全て中国資本が握り、国土と人は韓国/資源は中国という山分けをするのである。もう一つは、そこまで蜜月になるのであれば米軍基地の存在は不安定要因となり、韓国からの米軍の中長期的なフェードアウトが二つ目の条件となる。この様に韓国の対アメリカ寄りの重心を圧倒的に中国よりにシフトさせ、中国が直接バリバリの西側諸国と接するリスクを避けることが出来れば、不安定な北朝鮮を相手にするよりは中国にとってリスクが小さい。おまけに、目の上のタンコブの朝鮮半島の米軍基地を追い出すことが出来れば、これはお釣りが有り余る状況である。北朝鮮の崩壊と韓国経済の崩壊が今後1年程度を目途に起きるなら、それよりはもう少し時限爆弾が先になる中国からすれば韓国を手なずける程度のお金は捻出できる。そこで命を救ってやれば、後は属国も同じだからやりたい放題である。

実際、最近の韓国情報筋から漏れ伝わる情報では、盧武鉉元大統領は金正日に同調してアメリカの悪口を言っていたそうだから、韓国内に反アメリカ的な土壌は強くある。米韓FTAなどもあり、その傾向は僅かながら強くなる傾向にある。朴大統領はオバマ大統領に「歴史問題での日本叩きにアメリカも協力してくれ!」と要請したが一蹴され、最近ではアメリカ上院議会は尖閣を含む海洋権益で中国非難決議を行った。別に大したことではないが、少なくとも歴史問題で短絡的な態度はとらず、アメリカの国益を尊重して尖閣に関する日本の施政権を認め続ける意思表示をした格好である。当初は韓国は米中韓の正三角形関係を狙ったのかもしれないが、結果的にはアメリカからの同調が得られず、2辺が極端に短い二等辺三角形に舵を切ったのかも知れない。

朴大統領からすれば、反日勢力からの支持と、経済崩壊のリスク回避とを両立する上手い選択肢を選んだつもりなのかも知れないが、しかし中国経済の爆弾が破裂し、中国国内の暴動を抑えるために軍部が戒厳令などを引いて事態が急展開したとき、真の意味で韓国はトドメを刺されることになる。元々、中国嫌いの人が多い韓国だから、国内で暴動が起きてクーデターが起きるかも知れない。その時、韓国に対してどれだけ本気で助けの手を差し伸べるか、それはかなり怪しいとしか言いようがない。

過去の愚かな総理大臣に頭を悩ます我が国であるが、如何に愚かであっても韓国の大統領よりはましに思えてきた。そう思って、国賊ものの懲りない元総理のことは置いておこう。

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