that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

・・・Fuck!

2005年06月22日 | 仕事とか堅苦しい話
明日、健康診断で血液検査があるので結構憂鬱です。
(注射が嫌いなので)



けんたです。



さて、今日は仕事のことを書きます。

結論から言ってしまうと、仕事のストレスがハンパじゃないです。
今日も、あまりのストレスに体がしびれて、言語障害が出てました(ロレツが回らなくなる)。
・・・笑えないくらい危険ですよね。



じゃあ、何の仕事してるかというと、これまた説明が難しいんですが、いわゆるIT系です。
PCとかサーバーとかを売る「営業」ではなく、現場のマネージメントを行ってます。

うーん。業務の詳細を説明するのが難しいんですが、分かりやすくするために「モスバーガー」を例えにしてみます。
(正直、あんまり良い例えじゃないんですが)



モスバーガーっていうのは、ざっくりと分けて二つの仕事があります。
レジ・洗い物・ドリンク担当の「レジ係」。
注文を受けてからハンバーガー・ポテトを作る「キッチン係」。
この二つがうまく連動する事により、お客様に良い「サービス」を提供しているわけです。
(ちなみに、私、高校時代にモスでバイトしてました)

ところが、ある日モスが「社員にレジとか調理とかやらせてると金もかかるし面倒だな。よし、現場の運営をバイトにやらせよう(作業をアウトソースしよう)。誰にやらせようか?」ということになり、うちの会社がビジネスを取った次第です。

さて、ビジネスを取った際にモスからは「本当に高品質なサービス提供してくれるの?心配だなぁ。じゃあゴール設定するから、それ達成してね。達成したら品質維持出来てるって事にするから」とモスに言われました。このゴールのことをSLA(Service Level Agreement)と呼びます。

SLAを分かりやすく説明すると、例えば:

・レジ対応の90%は3分で終わらせなさい!
・ハンバーガー調理の70%は5分で終わらせなさい!
・ポテト調理の70%は4分で終わらせなさい!
・お客様満足度は3%以下にしないさい!

といったようなものです。
(あくまでも例えですけど)

これが達成出来ないと、最悪の場合「契約解除」になってしまうので大変です。



さて、私が何をやっているかというと「モスバーガーの代行運用」ビジネスのマネージャーをやっています。

具体的には「レジ係」と「キッチン係」のそれぞれのリーダーと「どうやってこのSLA達成しましょうか?」とか「どうやったらお客さんもっと喜んでくれますかね?」とか「ハンバーガー調理のプロセスでムダがありますね、効率化しましょう」といったような話しを日々しています。



で、面倒くさいのが、同じようなサービスをオーストラリア、中国、韓国、香港、台湾、シンガポールなどなど、アジア11カ国で同時展開していて、横での連携などもしばしあるってところです。
このBLOGでも何回か登場してますが「ファッキン外人」が、日本の現場の事を理解せずに「日本はあーだこーだ、それじゃぁダメだぁ」とブチブチ言うので、しょっちゅう私がキレているわけなんです。



さて。

現在「レジでサイドオーダー注文の90%を1分以内で終わらせなさい!」というSLAがあるんですが、最近これを立て続けにミスっていて、これをどうにかしようと四苦八苦しています。

現在、一緒に仕事をしている「ファッキン外人」は「けんた、お前、今後もこれミスってると契約切れる可能性あるんだぞ!さっさと直せ」と言ってくるわけですよ。

でも、サイドオーダーにばかり力を注ぐと、今度は洗い物をする時間やドリンクを作る時間が減ってしまい「洗い物」と「ドリンク」のSLAをミスってしまう。つまりバランスを取りながらやらなくちゃいけない。しかも、レジ係の人たちにプレッシャーを与えてもモチベーションが下がるので逆効果。

そこで、私とレジ係のリーダーが下した結論は「改善案を1週間後に予定されているミーティングで検討してプランを作成する」でした。

ところが例のファッキン外人は「既にこの改善プロジェクトは遅れているんだ!今日、改善チームを作って明日から改善を開始しろ!」としつこく言ってきます。私も既にレジ係のマネージャーと納得のいく結論を出していたので「言っている事は分かる。しかし、今それをやると全体のバランスも崩れるし、1週間後の方が全てがスムーズに行く」と主張。



そこから30分、お互い一歩も引くことなく「すぐにやれ!」と「すぐにはやらない!」で大喧嘩。本当に大喧嘩。殴り合い寸前。

そんなこんなでフラストレーションもストレスも溜まりに溜まり、私の思考回路も極端に低下、ロレツも回らなくなってきたところで、

け「最終決定権は俺にある。俺は現場が正しいと思った決断が正しいと思う。あんたが何を言ったところで俺は絶対に気持ちを変える気はない!」
外「俺はけんたが決断を覆すまでこのミーティングを終わらせない!」
け「終わらせないと言っているのはアンタだけだ。俺の中で気持ちは変わらない。実施は今日からではなく1週間後だ!終わり!」

外「・・・Fuck!」



と完全に喧嘩別れ。外人に「Fuck」まで言わせてしまった・・・。
しかも、相当なあの手この手のプレッシャーを受けたわけなので、終わった頃には完全に手足にしびれが来てしまい、改めて自分のストレス耐性の限界を感じたわけです。



まあ、外人どうこうはいいんですが(いや、よくはないけど)、やっぱり過度のストレスは体に良くない。命が削られているのが実感出来ますし。

なので、やっぱりどこかで「息抜き」だとか「(良い意味で)妥協」が必要で「(良い意味で)適当な人間に」ならなくちゃいけないんだよなぁ、と改めて思い知らされました。



つまり結論として言いたいのは

「私が『適当な人間』なのは、日々のストレスに対する自己防衛が働いている結果なんですよ!」

ってことでよろしくお願いします。
コメント
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