高知ファンクラブ

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根木勢介 さんの記事・・・いごっそう:土佐弁番付⑥-1

2013-01-12 | 高知のイベント情報
根木勢介 さんの記事・・・いごっそう:土佐弁番付⑥-1
 

 「食」を中心としたテレビ番組に「ケンミンショウ」があります。

食の代わりに「方言」を中心とした番組があれば、高知県は先頭に立てる可能性

豊かな県です。この「方言豊かな風土」をどのように活かせればいいでしょうか?!

 

 

 そこで今回。

観光ガイドのみならず「高知県人」ならどうしても身に付けておきたい・

これを知らずしては高知県人ではない、たいへん「重要」なお知らせです。

 

 

<高知県人度・チェック表>にも、ご活用ください。

 

■新土佐風土記:橋詰延寿著・昭和27年発行 126pより

・土佐方言番付

 

 土佐方言の番付ができていますので発表いたします。この番付はもう三年前に

できまして文書や絵葉書で紹介、発表いたしましたが、ラジオを通じての発表は

今度がはじめてであります。

・・・。

 

土佐方言くらべ番付の行司は「ジ・ヂ」、「ズ・ヅ」で年寄りは坂本龍馬と田中

貢太郎先生でございます。勧進元は坊さん簪(かんざし)宣伝社となっています。

鎌倉・室町時代に出ました本の中にも、渦はウズというぞ、水はミヅというぞと

書いてあります。これから考えますともうすでに平安末期からこのジ・ヂ、

ズ・ヅが崩れはじめています。

徳川期に入ってはその進歩が早くなって、もうジ・ヂ、ズ・ヅの区別はつかなく

なっています。

土佐の歌人今村楽が本居宣長翁に会ったときは、もう翁の晩年で耳が遠くなって

いました。そこで今村楽は、筆談でもって土佐にジ・ヂ、ズ・ヅの区別があること

を話しますと本居翁は”それはまことに奇特のことである”と関心したことが記録に

残っています。

土佐が南海の別天地であったため、これがずっとそのまま残ったことと考えます。

しかし今はこのジ・ヂ、ズ・ヅも区別が次第に崩れてなくなっていることは事実で

あります。

 

 

 さて、東軍の陣容は、      西軍の方言力士は、

 

  横綱:エンコウ         横綱:シバテン

  大関:トイチ          大関:チクト

  関脇:イゴッソウ        関脇:ハチキン

  小結:アマノン         小結:センバ

  前頭:ゴゼムシ         前頭:アブラコ

  前頭:オンシ          前頭:オラ

  前頭:オンチャン        前頭:ルイ

  前頭:ミミキレ         前頭:キリブサ

  前頭:タツバイロ など     前頭:ツボ    など

 

 

 

★★★根木のコメント〇△×?★★★

 全部で9×9=18の方言が並びました。

 皆さんは、いくつ「方言のガイド」ができますか?

 根木の頭の中では、?・×・△・〇!

 

     初耳のようなもの:ミミキレ・タツバイロ・キリブサ?

     聞いたことあるもの:アブラコ

 

 この続きは、次回にでも。

 お楽しみに!

 

根木勢介  携帯:090-2825-2069

 

   
 
 

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