西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

ニコライ・メトネル

2007-01-05 21:48:15 | 20世紀音楽
今日はメトネルの生誕日である(1880年)。ロシアの作曲家で、ピアニストでもある。ラフマニノフより7歳年下で、彼同様1921年にロシアを去り、1935年イギリスに帰化した。私は、長いクラシック愛好の中でも割と最近知った。といってももう数年にはなるが。ピアノ協奏曲を3曲書いている。他にはピアノのビルトゥオーソだけあって、ピアノ曲が中心だが、バイオリン・ソナタも3曲、他にピアノ伴奏付きのバイオリンのための作品が数曲あり、このバイオリンとピアノの組み合わせの曲が2枚のCDに全集として収められている。その中から、今バイオリン・ソナタの1番の第1楽章などを聴いてみた。ラフマニノフ同様、叙情性を持った作風が感じられる。

誰でも知っているような大作曲家の作品はもちろん誰が聞いても優れたものであるが、このようなあまり知られていない作曲者にも聞き込んでいけばそれなりの良さは感じられるだろう。そのようなのを大事にしていきたいと思う。これからもそのような作曲者も取り上げていきたい。



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