散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

場末の食堂のちゃんぽん

2012-12-11 00:51:55 | 日記


長崎に帰った折、
ちゃんぽんを食べ損ねていました。
でもって、本日はお土産品の
ちゃんぽんね。

 

 

寒いからと言って、毎日、お鍋、
というわけにもいかないようだし。

美味しいから、完食なんですが、
普通この後、苦しくなって、
しばし横たわり状態となるのですが、
本日はなぜか大丈夫でありました。

 

ちゃんぽんといえば
なべさんのソウルフード。

その昔、どこの場末の食堂でも、
ちゃんぽんと皿うどんは定番メニューで、
家にお客さんがあると
大抵は、皿うどんを取り寄せて、
お相伴に預かったものでありました。
子供心にうきうきするものでありましたね。
皿うどんはご馳走メニューであります。

ちゃんぽんはと言うと
考えてみれば、それほど頻繁に
食堂に入れる身分ではなかったですから、
そんなに食べていたはずでもないです。
でもなぜだか、場末の食堂のちゃんぽんが
なつかしの味であります。


なつかし、と言っても、実は
どんな味なのか、よくわからないんです。
(もともとそんなにグルメでもないですし。)
でも、これは違う!
ということは言えるようですね。

関西で、ちゃんぽんを食べると
「これは違う!!」と怒るのですが、
たまに長崎に帰って、
こじゃれた中華料理屋で高いちゃんぽんを
食べて、「これは違う!!」
と、さすがに怒るわけでもありませんが、
それでも、何だかしっくりいきません。
昔、場末の町の食堂で食べた
ちゃんぽんとどこか違うようなのです。

だからと言ってどこがどう違うの
と、言われると、困るのでありますが。

 

そもそも、気がついてみれば、
場末の食堂が、近年
消えてしまっておりますな。


うちの子がまだ小さくて、
長崎に帰省した折、
稲佐山に上り、下りて来た所の
場末の食堂で、一度
子供と一緒に食べた記憶があります。


思い起こせば、
場末の食堂の、あれが、
最後のちゃんぽんでありましたね。

 


小沢昭一が亡くなりました。
ニュースで言っております。                                                         昭和の風景がひとつひとつと消えていきます。

場末の食堂のちゃんぽんも                                                        昭和の風景なのでありましょう。

 

 

コメント
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